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『けものたちの名前』が出来るまで vol.17〜近藤一弥&suzuki takayuki〜

2019年7月11日、砂里さんは富山から京都に住む近藤一弥さんに会いに行った。『HEX』音源やデモ音源を聴きながらの打ち合わせ。

既に暗黙の雰囲気があり、Facebookグループページには近藤さんにお願いするムードがあり、それは自然な流れだった。
打ち合わせの中で、写真について澁谷征司さんの名前が出たそうだ。
写真好きの三船は澁谷さんを知っていた。
僕も写真集を見せて頂き、とても良さそうな予感がした。

2019年8月3日
at 京都 GROWLY

近藤さんはロットのライブを見に来てくれた。
3人編成で演奏した終演後、会場を見渡すとアシスタントさんと会場、上手側の壁側物販エリアに立っている近藤さんを見つけた、一目で近藤さんだとわかった。佇まいが違う。

少しお話しさせて頂くことができた。
とても良いライブでしたよ、とお言葉を頂き嬉しかったこともあるが、彼の持つ独特な雰囲気、上手く言えないのですが”凄みのある柔らかさ”のような奥行き感になんとも圧倒された。

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近藤一弥

東京生まれ。グラフィックデザイナー、アートディレクター。1992年株式会社カズヤコンドウを設立。1998年「安部公房全集」のブックデザインで東京ADC原弘賞、2000年ブルーノグラフィックビエンナーレ・プラハタイポデザインクラブ賞を受賞。現代美術、音楽、写真、コンテンポラリーダンスなどアートに関連するグラフィックや書籍などのデザインを中心に、幅広く活動する。特にコンセプチュアルな美術展カタログデザインでは「もうひとつの展覧会」とも評される領域を展開してきた。また、音楽の分野では、武満徹、池田亮司、高木正勝、やくしまるえつこなどのジャケットデザインを手がけている。2007年より東北芸術工科大学教授。

近藤さんの提案で今回のアーティスト写真を撮影につき”suzuki takayuki”さんにもご協力頂くこととなった。

suzukitakayuki

2019年8月9日
at 青山 ”suzuki takayuki” Show Room

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三船、中原の2人と砂里さんと4人、青山のビルの一角のショールームにお邪魔し、アーティスト写真を撮るためのフィッティングを行った。
suzuki takayukiさんが作る洋服の数々は、生地素材のとても柔らかく、自然体なままで着こなせるが上品さがあって、ほんのりヨーロッパの香りが漂うデザインだな、と思った。
まあ、これがまた2人ともなかなか良く似合う。

なんとなくロットの2人が自分で選ぶ服の方向性はわかっていたし、
僕が選んだ場合の趣向もわかっていたので、
ここは砂里さんと Suzuki さんの担当の方に任せようと思った。

また、2013年のアメリカレコーディングや2017年のイギリスを思い出した。
ステージ衣装やアーティスト写真用に古着屋や服屋に足を運んだものだ。
洋服のサイズ感や色合いは、日本で選ぶ時と外国で選ぶ時と不思議とモードが変わってくる。

ちなみに写真は密かに良いのでは?と思っていた西池セレクト。

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採用されず。笑

続く。

ROTH BART BARON

Makuake : ROTH BART BARON最新作『けものたちの名前』とツアーを成功させたい!

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