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MDP_2 インサイト〜強制連想〜プロトタイプ-

2回目の開催となったMDP。今回は、前回から引き続きの「ニーズ探索アプローチWS」。

強制連想法

テーマとして「エイジングケア製品を考える」としてスタートしました。1回目にjamboardで作成したインサイトを元に強制連想法を使ってむりくりアイデアを作り出すところから。
強制連想法とは詳しくはググってもらえれば出てきますが、「強制的に物事を掛け合わせ」することで、面白いアイデアを作り出す方法です。親和図で生み出したインサイトを横の項目に。縦の項目には、「奇抜なキーワード」を設定するように促されます。

奇抜なキーワード

これ結構厄介だな。スライドには、「奇抜なキーワード」を並べてくださいと書いてあるだけなので、どのベクトルから「奇抜なキーワード」を出すのですか?と質問しました。今回はWS時間の関係上、とにかく「奇抜=エクストリーム」ということで、極端な人・シーンなどを挙げていくと言われました。私見ですが、本来は、ここはじっくり時間をかけてもいいのかと思っています。私がWSでよくやることはシナリオグラフですね。「誰が・いつ・どこで・何をする」の4項目をとにかく書き出し、強制的に面白くなるように連結してみる。そうすることで、例えば・・・女子高生+授業中+学校+農業する みたいな一見ヘンテコではあるけれど、普段は考えもしないようなコンテキストが作られます。慶應SDMの保井先生から教えてもらったような記憶がある・・・

露頭に迷う

赤ちゃん・DNA・バンジージャンプ・体内・細胞・明治維新など
Oh...
なんか違和感あるよね・・・正直ここから僕の頭は混乱してしまいました。どうあがいても組み合わせることで何かが出てくる気配がない・・・というか、何を生み出していくのか、露頭に迷ってしまいました。

面白い議論に

とにかく書き出した後に、面白いと思うエリアを絞って議論を行いました。ただメンバーのバックグラウンドが多種多彩だったのか、色々と出てくるもので、数が多いエリアを突き詰めていくことに。
面白かったのは、「自分を消耗しちゃった感」*「体内・細胞」のエリア。ここで出てきた「二日酔い」というキーワード。誰もがやったことのあることですね。飲んでる時は、イケイケどんどん。でも頭ではわかっていて、「明日の予定」を考えて、そろそろやめようか・・・と思ったり、なのに飲み続けてしまう。今の快楽と後の後悔のシーソーを行っているわけですよね。ダメ!なことなのに、ついついやっちゃう・・・こんな議論が10分ほど進みます。最終的には「エイジングケア製品(サービス)」を何か一つでも出さないといけないので、もうこうなったら、とにかく形にします。今回は、プロダクトではなく、サービス開発になりました。

プロトタイピング

さて続いてプロトタイピングとは、文字通り、抽象的なアイデアやコンセプトなどを具体化すること。なんとなくこんな形〜などを形にして可視化することですね。今回のWSでは、さすがに作り上げるのは難しい。頑張っても絵に描いたりするくらいなので、今回はほぼスキップ。ですが、このサービスを説明する、もしくは共感してもらうために、ある程度のテストを行っておく必要があります。ということでテストですね。

テスト

ここでいうテストとは、「なんのために作るのか」「何を作るのか」「どのように作るのか」の後に続く部分です。
「どうやってテストするのか」
例えば、「大人でも無茶できるサービス」を開発するとして、いますぐできるテストを考えると①「パートナーが好きだと言っていたハーゲンダッツアイスを敢えて食べてみる」という実験をやってみたり、②「今から0時にバチェロッテをみんなで見ない?」と誘って何人が賛同するか?
いずれも「ちょっと無茶かな〜っと思えること かつ やったあと、少し後悔する」こと。

結果

①は、他人を巻き込んでしまったことで、無茶をしたが後悔が強かった。
②は、3/4が賛同した。夜更かしすることであかんと知りながら、更新されると見たくなる欲求が・・・
こういうリサーチというか、テストをすることで、聞いている人には伝わりやすくなります。間違ったらあかんのが「共感してくれる」と思ってしまうのですが、あくまでこういう結果は、「伝わるかどうか」ということに主眼をおくべきです。まぁどちらにしてもテストはしておくべきかと思います。

今日のまとめ

・短時間でのWSで強制連想法はやり方を工夫する必要がある
・奇抜なキーワードは、シナリオグラフで用意する
・面白いエリアについて議論を必死にやる
・メンバーがすぐにできるテストやリサーチは効果大
・自分が主催する時は、WSの時間をもう少し長く持っておこう
・ここまで医療の話があまり出てきていない

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