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世界一の国にも課題あり

こんにちは。
しばらく書いてなかったので、いろいろなネタが溜まってきてます。
まず、本業のラグビーについては、まだ再開はしていなく、明日に首相のOKが出れば、火曜にNZRから州のラグビークラブに伝達がありクラブが集まりルールを作成、水曜に準備をして木曜に再開。これが最速とのことでした。相変わらず自主トレに励んでいますが、火曜と木曜はグランドに行くと他の選手も来ていることが多く、いろんな選手と練習できています。早く試合したいです。
プチ情報ですが、日本やヨーロッパでプレーしていた選手がニュージーに帰国してクラブでプレーするそうで、かつて一緒にプレーしたジェイスもニュージーでプレーするみたいなので、またどこかで会えるのを期待してます。うちのチームにもトップリーグでプレーしてた選手やイングランドでプレーしてた選手が合流予定です。

⒈ニュージーランドラグビーの課題

先日、ある動画でニュージーランドラグビーの偉い人たちとイングランドのラグビー協会の人、エージェント会社、と選手代表でオールブラックスのTJがオンラインミーティングしているのを見ました。

そこで日本にいるときには知らなかった、意外な問題点があったので紹介します。

「キックオフ時間の問題」

現在、ニュージーランドで行われるオールブラックスの試合のキックオフ時間は19時と夜の時間です。これにどんな問題があるかというと

①寒すぎる

②子供を連れて行けない

③SKY TVの問題

上記の問題があるそうです。日本ではトップリーグも代表も夏は夜にやりますが、冬は昼ですのであまりこの問題の感覚はないかもしれませんね。

①は言葉の通りで、冬場の試合の19時は寒すぎてスタジアムに行きたくないっという人が多く、家でみよう。となってしまうこと。

②は19時キックオフすると終わるのが大体21時、スタジアムから帰ると22時をすぎてしまい、子供にとっては遅く、家族で見に行けないということです。

③は意外な闇で、SKY T Vというのはイギリスのテレビ会社であり、19時に試合をするとイギリスの6時、少し早起きすれば見れる時間です。世界的に人気のあるオールブラックスの試合をskytvはイギリスの人が見れる時間に放送したいというのもあるようです。また、人口もニュージーランドに比べてイギリスの方が多いですので、市場の大きさですので、需要はイギリスの方が多いというのは言うまでもないですね。

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そんな理由もあり、19時からの試合というのがニュージランドラグビーの今後を脅かしているとのことです。

子供がオールブラックスの試合を見れない→オールブラックスに憧れる子供が減る→ラグビーする子供が減る→ラグビー人口や人気が減る

このサイクルへの問題を解決する必要ありとのことでした。

イギリスではどうかというと、日本と同じく、14時や15時のキックオフが多く、地域のクラブラグビーの試合を終えて、みんなでパプに移動し代表戦をお酒を呑みながら観戦し、盛り上がるというのが文化となっているそうです。代表戦の日は朝から町中がラグビー色に染まるという感じらしいです。
同居人もイギリスに訪問した際にこれはニュージーランドでもの実現すべきだと強く思ったと話していました。

⒉10年20年後に効果はでる

この話の際にTJも言ってましたが、この問題は時間を変えたからすぐに効果をでる問題でもなく、10年、20年と長いスパンで考えた時のニュージーランドラグビーの発展に関わる問題であり、だからこそ早く解決する必要があると話していました。
最近のニュージーランドの若い選手が海外に行ってしまうといのもこの問題の延長線上にあるのではと個人的には感じてます。

ニュージーランドでのラグビー人気も、最大に人気もだんだんと落ちてきているとのことですので、これは早期に解決されることを願います。

何事もすぐには結果は出ませんが、スポーツは特に普及が大切であり、いくら世界一の結果を出し続けても、子供の憧れであり続けないことには拡大は難しいのですね。スポーツビジネスでは、結果、資金、普及の3つの柱が大切だというのを大学時代に学びましたが、改めて実感てます

⒊世界一でもそうなんだから

オールブラックスでもこのような問題で今後の発展に悩んでいる状況というのを知り、日本についても考えてみました。

日本はW杯で、大成功し、資金も多く集まったと聞いてますので、普及が整うことで、日本の国内でもラグビー人気が爆発すると期待してます。今トップリーガーの選手たちがいろいろな形で発信していることが、すぐにではな行けど10年後20年後に日本ラグビー界の発展に結びつき、日本代表が子供の憧れであり続けることを期待してます。

個人として、まずは選手としてもっと上を目指していく中で、少しでも普及に関われればと思います。

少しいつもとテイスト違う文章でしたが、世界一の国でも課題があることを知って、どんな状況になっても変化しないと発展していくことは難しいのだなと感じてます。オールブラックスが弱くなることはラグビー界にとってかなりマイナスなので、ぜひニュージーランドラグビーにも発展し続けて欲しいなと思います。

ではでは


記事を読んでいただきありがとうございます。 NZで日々感じていること、ラグビーについて書いていきます! 夢を叶えるまでのストーリーをお伝えいたします👍