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銭湯のおっちゃん・銭湯 de AIアートバトル! ~絵心対決!おっちゃん vs AI、どっちが勝つねん?!~


「なぁ、店主! この前テレビで見たんやけど、AIが描いた絵が、美術品のオークションで、億単位で落札されたらしいで!」
湯上りの一杯をぐびっと飲み干しながら、おっちゃんは興奮気味に話した。

「AIが描いた絵が億単位?! なんじゃそりゃ! それって、ホンマに芸術なんかいな?」
番台店主も、目を丸くする。

「せやねん! わしも、自分の目ん玉で確かめてみたいわ!」

すると、ちょうどその時、例の大学生が銭湯にやってきた。

「おっちゃん、今日も元気やなぁ! えっ、AIの絵の話? 実は俺、AIアートの研究もしてるよ。」


「なんやて?! 兄ちゃん、AIの絵、見せてくれへんか?」

「ええよ! ほな、ちょっと待っててな…。」

大学生はスマホを操作し、AIが描いた絵を画面に表示した。

「うわぁ…、めっちゃ綺麗やん! けど、なんか、ちょっと冷たい感じがするなぁ…。」
おっちゃんは、感心しながらも、どこか納得いかない様子。

「おっちゃん、もしかして、絵心あるん?」

店主がうつむき、吹きそうになる。

「絵心? あるに決まっとるやろ! 俺、小学校の写生大会で金賞取ったことあんねんぞ!」

「ほんまかいな? それ、何年前の話やねん!」


店主と大学生のツッコミに、おっちゃんは顔を赤くした。

「まぁ、ええわ! とにかく、AIの絵には負けん自信があるんや!」

「おっ、ええやん! ほな、AIと絵心対決してみよか!」


大学生の提案に、おっちゃんは目を輝かせた。

「よっしゃ、受けて立つわ! AIなんかに、俺の芸術魂を見せたる!」


こうして、銭湯「ゆの字」で、前代未聞のAIアートバトルが開催されることになった!

1. テーマ発表!

対決テーマは、「銭湯」
おっちゃんとAI、それぞれの視点で銭湯を描くことに。

2. 創作開始!

おっちゃんは、番台から借りた筆と絵の具で、一心不乱に描き始めた。

「う~ん…、なんか違うなぁ…。」

悪戦苦闘するおっちゃん。

一方、AIは、大量の銭湯画像データを学習し、独自のアルゴリズムで絵を生成していく。

3. 作品発表!

数時間後、ついに作品が完成!
おっちゃんの作品は、大胆な構図と鮮やかな色彩で、躍動感あふれる銭湯の様子を描いている。
しかし、よく見ると…

「あれ? おっちゃん、なんでライオンが湯船に浸かってるんや?」


「あ、いや…、これは、あの…、勇ましいライオンのように、力強く生きていきたいっていう、俺のメッセージが込められてるんや!」

おっちゃんは、苦し紛れの言い訳をする。

一方、AIの作品は、繊細なタッチで、どこかノスタルジックな雰囲気の銭湯を描いている。
「うわぁ…、めっちゃええやん! AI、やるなぁ!」
おっちゃんも、AIの絵の完成度の高さに驚嘆する。

4. 審査開始!

審査員は、銭湯の常連客たち。
それぞれの作品をじっくり鑑賞し、投票で勝敗を決めることに。

「おっちゃんの絵は、勢いがあってええなぁ!」
「でも、AIの絵は、なんか心に響くものがあるわ…。」

常連客たちは、真剣な表情で議論する。

5. 結果発表!

ついに、結果発表の時!
「栄えある第一回AIアートバトル、勝者は…、AI!」
番台店主が、高らかに宣言した。

「くっそー! 負けたか…。」

おっちゃんは、悔しがる。
しかし、すぐに笑顔を取り戻し、AIに歩み寄り、ボイスマークをタッチして言った。
「AIさん、あんたの絵は、ホンマにすごかったわ! 俺も、もっと精進せなあかんな。」

すかさず AIも
「おっちゃん、私も、あなたの絵から、人間の情熱を感じました。これからも、一緒にアートを楽しみましょう!」

AIは、優しい声で答えた。

エピローグ


AIアートバトルは、大盛況のうちに幕を閉じた。
おっちゃんは、AIとの対決を通して、芸術の奥深さを改めて実感した。
そして、AIと人間は、ライバルではなく、互いに刺激し合い、高め合うことができる存在であることを知った。
銭湯「ゆの字」は、今日も、人間とAIが共存する、温かい空間だ。

【巻末資料】

AIアートってなんやねん? ~おっちゃんでもわかるAIアートの世界~

銭湯で見たAIアート、なんか凄かったけど、よう分からんかったなぁ…
そんなおっちゃんのために、AIアートについて詳しく解説するで!

AIアートって何やねん?
AIアートとは、人工知能(AI)を使って作られた芸術作品のことや。
コンピューターに、たくさんの絵や写真などの画像データを学習させて、新しい画像を生成したり、既存の画像を加工したりすることができるんや。

どうやって作るんや?
AIアートを作るには、「画像生成AI」っていう道具を使うねん。
有名なツールには、「Stable Diffusion」とか「Midjourney」とか「DALL-E 2」とかがあるんやけど…まぁ、横文字ばっかりでややこしいから、簡単に「AIお絵描きツール」って覚えておいたらええわ。

で、このAIお絵描きツールに、「どんな絵を描いてほしいか」っていう指示を文字で入力するんや。例えば、「富士山の上にUFOが飛んでる絵」とか、「猫がピザ食べてる絵」とか、何でもOKや。
そうすると、AIが指示に合った絵を生成してくれるんや。すごいなぁ!

どんな絵が描けるんや?
AIお絵描きツールは、リアルな絵から、抽象的な絵まで、いろんなスタイルの絵を描くことができるんやで。
有名な画家のスタイルを真似したり、写真みたいにリアルな絵を生成したりすることもできる。
まさに、新時代の芸術やなぁ!

AIアートは芸術なんかいな?
AIが描いた絵は、本当に芸術なんかいな?って思う人もいるかもしれへん。
せやけど、AIアートも、人間が作ったプログラムやデータを基に生成されとるんや。
つまり、AIアートは、人間の創造性の延長線上にあるとも言えるんや。
それに、AIアートは、人間には作れないような、新しい表現を可能にする可能性を秘めとる。
AIアートが未来の芸術の世界を切り開いていくかもしれへんな。

AIアートのこれから

AIアートは、今も進化し続けてる。もっとリアルで、もっと創造的な絵を生成できるAIが登場するかもしれへん。
わしらも、AIアートの進化から、目を離されへんな!

注釈

●AIアートは、著作権や倫理的な問題など、様々な問題を含んでいる。
●AIアートの未来は、人間がAIをどのように使う かにかかっている。

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