最大公約数と僕「幸せの絶対値」
インターン面接に向かうまでの電車で、高校時代ほとんど話したことがなかった高橋と偶然再会する。恋人の白川の死をきっかけに高橋はアメリカへと留学。あれから一年が経った頃、高橋から久しぶりにダイレクトメッセージが届いた。
第1話⬇︎
前回分⬇︎
1年という年月は想像していたよりも、僕を大人にしてはくれなかった。
ただ学生から社会人という身分へと移行しただけ。この移行ははたから見ると、大きな違いなのかもしれないが、僕個人としてはただの記号の変化にしかすぎない。
ハロウィンの