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「昔はさ、夜中とかに電話が鳴ると誰か死んだかな？とか思わなかった？」 「何？怪談話？」 「…
「ヘンゼルとグレーテルでヘンゼルが最初に道標に置いた石ってなんだったんだろうな？」 「何…
唐突に選挙が始まった。 選挙期間の選挙運動で嫌なのは選挙カーよりも電話だった。 最近はめっ…
「今日、ショックなもの見ちゃってさ」 「何？」 「リスが車に轢かれてたんよ」 「ホントにリ…
「プリテンダーってずーっと意味を勘違いしていた」 「どんな意味だと思っていたのさ？」 「プ…
「とおとうみ」 初めて聞いた時にいいなと思った。 もとは「遠淡海」「とほつあはうみ」「とお…
「不在証明なのにアリバイとはこれ如何に！」 「どういうこと？」 「『いない』のに『在り』だぜ？」 「だって英語だもん。アリバイ」 「マジ？」 「まじ。こう書くらしい」 alibi 「ラテン語に由来しているってWikipediaにあった」 「調べたんだ」 「調べたというか、たまたま読んだ」 「たまたま読んでスペル覚えられるんだ」 「だってまんまだし」 「そうか？」 「うん」 alius ibī 「aliusが『他の』で ibīが『場所に』。他の場所にいる・いたになる。
この絵をぷりんさんが描いたって言っても信じないよね。 「ぷりんさんって？」って？ ほら、ウ…
「ほら、この間一緒に飲んだ田辺」 「うん」 「別れたって。奥さんと」 「あらまぁ…って、あ…
何シケた顔しているんだよ？悩み事？ 相談なんかのんねぇよ。 要らなくアドバイスして、後から…
「昨夜、お腹が痛くなって夜中に目が覚めてさぁ」 「そいつは大変だったな」 「別にくだったわ…
「知っているつもりで知らないものって結構あるよな」 「何だ急に」 「アスパラガスって知って…
「目玉焼きの黄身が緩い方がいいか？固い方がいいか？」 「なにそれ？」 「そのまんまの質問」…
八百万の神がいる国において、この神は少し悩んでいた。 『栞の神』である。 「何を悩んでいるんだ？」 「これはこれは３色ボールペンの神」 「新年早々難しい顔をして…いや、もう随分前から難しい顔をして」 「うん…自分は栞の神だが、その管轄がどこまでか悩んでいるんだ」 「なんだ、そんなことか」 「そんなことって」 「自分たちなんてここ数年、いろいろ編成し直しだったんだが、割り切ってしまえば気が楽になった」 「というと？」 「自分たちの最初は『ボールペンの神』から始まった。しばらく
