世界でいちばん早い復興感謝状
未来から感謝状が届きました。
いつの未来かはわからないけれど、世界は明るくなっているそうです。
いま、私たちの世界ではウイルスに負けないよう
たくさんの人ががんばっていますね。
その頑張りは未来にも届いたみたいです
だからこそいまは
きっと未来は明るいと信じて。
『世界でいちばん早い復興感謝状』に込めた想い
新型コロナウイルスからの復興を願って、『世界でいちばん早い復興感謝状』という企画を始めた。
"未来のとある私"が、いま頑張っている方々に向けて感謝状を贈っている。その"私"によると、未来はすでに明るくなっていて、世界はコロナからの復興を遂げているのだ。
この感謝状は、先の読めない不確定な社会を生きる私たちに、「近い将来必ず復興した未来がまっている」ということを伝えている。
それだけではなく、現在を生きる人々を励まし、勇気ある行動を後押しするものでもある。
いまは辛いこと・悲しいことはあるけれど、みんなで頑張れば、きっとうまくいく。
そんなメッセージを込めて『世界でいちばん早い復興感謝状』を綴ることにした。
根底にある考え方「事前復興」
コロナウイルスが蔓延し、世界がマヒしていくなかで、自分にできることはないかと考えていた。自分にしかできないことはないかと考えていた。
大学に入学して3年、僕はサークルに所属しながら、"災害ボランティア"というものに取り組んできた。
東日本大震災の被災地・岩手県野田村での復興応援ツアー、関西の子供たちに向かっての防災授業・イベント、台風や地震の被災地に直接足を運ぶ復旧のボランティアなどだ。
詳しくはこちらをご覧ください↓↓
https://note.com/s_s_c_/n/n03d88365bc8f
この災害ボランティアを通じての経験を役立てることはできないか。
自分はこれまで何を学んできたのか。
そんなことを考えているうちに思い起こしたのは「事前復興」という考え方である。
「事前復興」についてはこちらの記事にまとめてあるのでぜひ読んでほしい。
簡単にいうと、
「復興」すなわち明るい未来に向かって進んでいくことを
「事前」すなわち災害が起こる前からはじめよう
ということだ。
コロナからの復興を考えるうえでもこの考え方は大いに役立った。
いまできることは何も恐怖に"備える"ことだけではなく、復興にむけて"歩き始める"こともできる。
『世界でいちばん早い復興感謝状』では、すでに復興が始まっている。
本来ならば、感染症が終息してから行うはずの感謝状の贈呈を、不確定な今の段階ではじめるのだ。
これによって、復興につながる活動を後押しし、社会に希望を与えることができるのではないかと思う。
支援ではなく「応援」
上に挙げた活動の中でも、東日本大震災の被災地・岩手県野田村で行っている「復興応援ツアー」は僕の大好きな活動だ。
震災当初のがれき撤去が終わった頃からはじまり、仮説住宅や高台住宅に移り住んだ人との交流活動や民泊を通じての文化交流をしてきた。
いまでは、「100人握手」と題し、大学生が村中を歩き回る。
野田村では有名になってきている。
ここで大事にしているのが「応援」だ。
このツアーは、もともと復興「支援」という形で始めたのだが、当初の先輩方が、夜通しで考え・議論を交わし、「支援」ではなく「応援」という言葉を選んだのだ。
これには、自分たちが何かを"してあげる"のではなく、相手が思うことに”寄り添って”いこうという意思が込められている。
コロナ復興でもこの「応援」の姿勢を大切にしたいと思った。
自分たちが誰かに呼び掛けたり、行動を求めたりするのではなく、誰かがしてこと・頑張っていることに対して、"感謝状"という形で「応援」という気持ちが伝えられたらなと願っている。
これからしていきたいこと
この感謝状はいま現在頑張っているひとに感謝の気持ちを伝えるためのもの。
誰もが感謝状を書けるようにしていきたい。
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