たちゅ

男性の幼稚園教諭です。趣味は謎解き、ボードゲーム、読書。日々感じたこと、思ったこと、考…

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男性の幼稚園教諭です。趣味は謎解き、ボードゲーム、読書。日々感じたこと、思ったこと、考えたことを書いていきます。

最近の記事

「ピグマリオン効果」から子どもの接し方を考える

ピグマリオン効果。教育に関わっている方なら一度は聞いたことがあるかと思います。 どんなものかというと、生徒をAとBのクラスに分け、Aの教師には「あなたのクラスの子どもたちはとても優秀だから。」と伝え、Bの教師には「あなたのクラスの子どもたちは優秀ではないからね。」と伝える。すると、本当にAの生徒たちはBの生徒たちよりも成績が良くなる。 と、簡単に言うとこんな感じの内容です。 これがずっと不思議でした。なぜ、直接子どもたちに「あなたはすごいね。」と言ったわけではないのに成績

    • 『着替えたくない子』との会話から子どもの接し方を考える

      私の勤めている園では、子どもが洋服を濡らしたり汚したりしたときに、自分の着替え袋から洋服を取り出し着替えます。先日、「着替えたくない。」と言う子との会話から気付いたことがありました。 Aちゃんは洋服を濡らしたので、着替え袋を持ってきて洋服を取り出します。しかし、そこで動きが止まります。 Aちゃん「かわいくないから、着替えたくない。」 Aちゃんは、不満そうな、泣きそうな、なんとも言えない表情でした。この時、私はいくつかのことを考えました。「幼稚園の洋服を貸し出すこともでき

      • 『北風と太陽』の話から子どもの接し方を考える

        幼稚園で子どもと一緒に生活をしていると、子どもに「こうしてほしいんだけどな」と思う場面があります。例えば、片付けのときやお帰りの時です。しかし、「片付けだよ。」「お帰りの支度だよ。」と言っても、子どもは「やだ。まだ遊びたい。」と言うときがあります。度々、このような場面に出あう中で気が付いたことがあります。 子どもたちの人生は子どもが主役なので「やりたくない」ことは「やらない」のです。 どうしようかと考えていた時に、有名な童話を聞いてハッとしました。それは『北風と太陽』とい

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