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小売業から続々!「アバター接客」

column vol.816

昨今、小売業OMO(オンラインとオフラインの融合)が進んできましたが、最近はより一層加速してきたと感じます。

ニュースを見ても、トピックスが目白押しなので、本日はいくつか共有させていただきます。

「アバター接客」で障壁を乗り越える

まずはローソンです。

11月末、都内にオープン予定の未来型店舗「グリーンローソン」で、アバターを活用したお客さまへのサポートや新商品の説明、Vチューバーとのコラボによるエンターテインメントの提供などの開始を目指しています。

〈AERA.dot / 2022年10月24日〉

ローソンで働きたくても障がいのある方シニアの方子育て中の方など、リアルだと働きづらい方も多くいらっしゃいますが、アバターならどこにでも働きに行けます

外国人の方自国に帰っても働くことができる上、時差によって夜勤のハードルもなくなるかもしれません。

つまりは「全員参加型の社会」がアバターで可能になるというわけです。

お客さまのサービスを向上させ、人手不足も解消され、生産性が向上していく。

そしてその先に、賃金も上がる可能性だって見えてきます。

実際、この新しい可能性に胸を膨らませる人は多いようで、「グリーンローソン」のアバター募集には、なんと400人近い応募があったそうです。

オープンしたら、すぐに視察に行きたいと思います!

「オリジナルアバター」の勝算とは?

続いては今、最も注目の小売企業の1つ「アダストリア」の話題から。

ECサイト「ドットエスティ」のオリジナルアバター枡花蒼(ますはなあお)を発売。

〈WWD JAPAN / 2022年10月21日〉

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VRソーシャルプラットフォーム、VRChatに対応し、同社のアパレルブランド「レイジブルー(RAGEBLUE)」の商品を着用。

金額は1体5000円になります。

クリエイターによる創作の総合マーケットBOOTHで販売し、ウエアやアクセサリーの単品売りも取り揃えるそうです。

アダストリアと言えば、マルチブランド、マルチカテゴリーで、ターゲットが広く、衣食住のさまざまなサービスが提供できる強みがあります。

だからこそ、リアルとメタバースの両方向の行き来を実現することで、よりブランドの世界観を体験してもらいたいと考えているそうです。

メタバースなら、地方に住む人気のインフルエンサースタッフも全国のお客さまとバーチャルにコミュニケーションを取ることができます。

11月には、第2弾のアバターも公開予定で、来年はファッションショーなどのイベントをして、より「体験の提供」にトライしたいとのこと。

非常に楽しみな展開が今後も見られそうです。

メタバースで日給2万円の仕事も!?

最後は小売店で働く「アバターワーカー」の話題をご紹介いたします。

今、知っておきたいアバターワーカーと言えば「匠氏」ではないでしょうか?

〈bizSPA!フレッシュ / 2022年10月22日〉

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VRChat上のVket(バーチャルマーケット)では、大丸松坂屋のアンバサダーやモスバーガー月面店の店員うさぎのアバターを務めています。

匠氏は「現実よりも気軽に声がけできて不思議と距離が近く感じるんです」とアバター接客ならではの良さを指摘。

メタバース内では今、さまざまなイベントが開かれていますが、そこを訪れた人が楽しめるようにアバター接客することが、今一つのビジネスチャンスになっており、一攫千金を狙う人たちが出てきています。

イベントによって時給2000円から日給2万円までさまざま。

匠氏の本業は造形作家で、創作活動以外の時間をメタバースに費やしているそうですが、今後、こういった方はますます増えていくでしょう。

クリエイターの新しい活躍の場として、私の引き続き注目していきたいと思います!

本日も最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。


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