“夏”の行方
column vol.1252
今日は夏休みを取っています。
それで、何をしているかというと…
こうしてnoteを書いています(笑)
今年はまとまった休みは取れないので、小まめに休みを取得しようと思っているのですが、本来ならば行きたいのが旅行です。
希望の旅先は数多あるので、こうして家にいると妄想トリップが始まってしまいます〜
〜ということで、本日は「夏休みの旅行」についてのトレンドをご紹介したいと思います😊
国内旅行の満足度1位は?
まず、昨今の円安を考えると海外より “国内“ を選択する人が多いはずです。
公益財団法人日本生産性本部の「レジャー白書2024」によると、2023年の余暇活動参加率では「国内観光旅行」が1位。
2022年も1位でしたが、コロナの行動制限明けでも首位に輝いたので、国内旅行人気は今後も続くでしょう。
…と思いきや、大手旅行会社のJTBの調査によると、去年よりも減少することが見込まれています。
〈NHK NEWS WEB / 2024年7月4日〉
この夏、旅行に出かける人は推計で6975万人と、去年の同じ時期を4.1%下回る見通し。
このうち、国内旅行に出かける人は、去年の同じ時期を4.2%下回る6800万人となる予想で、JTBでは
と分析しています。
このJTBの調査結果は、交通機関の予約状況や経済指標などをもとに今月15日から来月末にかけての夏休みシーズンに1泊以上の旅行に出かける人の動向をまとめた推計。
インバウンド観光客の増加、ホテル側のコスト増加、客室単価を重視した戦略などなど、宿泊料金が爆上がりしていることは、国内旅行見送りの大きな原因になっていることでしょう…
ちなみに、国内旅行の満足度調査なるものが今月発表されました。
〈Web担当者Forum / 2024年7月22日〉
こちらは、リクルートが運営する調査・研究機関『じゃらんリサーチセンター』が全国1万5,520人の宿泊旅行者を対象に、観光などを目的とした宿泊を伴う国内旅行の実態を調査したもの。
その結果、
となりました。
鹿児島県は
などが人気の理由に挙がっております。
石川県は、もともと「食」や「お土産」が魅力的ですが、復興への応援旅行という今年ならではのニーズもあるでしょう。
注目の人気海外旅行先
海外旅行は先述の通り、歴史的な円安で敬遠される方が多いと聞きます。
実際、先ほどのJTBの調査によると、海外旅行に出かける人は175万人。
これは、去年を1.2%上回る見通しですが、コロナの感染拡大前の2019年と比べると57.8%の水準に留まっています。
一応、ヨーロッパへの旅行者数は回復する見通しとなっているそうですが、やはり人気なのは近隣の東南アジアなどへの短期旅行でしょう。
そんな中、同じアジアの国で今注目を浴びているのがスリランカです。
インドの右下に位置する南アジアの島国ですが、Forbes誌が選ぶ「夏旅2024年おすすめ3選」に選ばれたことで話題沸騰に。
その魅力をビオトープ株式会社代表で、アスリートフード研究家の池田清子さんがLEEでレポートしております。
〈LEE / 2024年7月15日〉
「美容大国」としてイメージを持っている方は多いと思いますが、何といっても紀元前から伝わるアーユルヴェーダが有名。
世界保健機関WHOも認める「世界3大伝統医療」の一つで、このスリランカとインドが発祥の地とされています。
また、豊かな自然に囲まれ、その美しさは『インド洋の真珠』と呼ばれるほど。
さらには、国内に8つもの世界遺産が登録されており、見どころ満載です。
食文化は多様で、スパイスを効かせたカレーや新鮮なシーフードなどが人気。
さらに、スリランカの物価は日本の1/6とも1/3とも言われて、ローカルレストランだと200円前後で伝統的なスリランカカレーがお腹いっぱい食べられるのです。
物価が安いので、ラグジュアリーホテルでゆったりと贅沢な時間を過ごすというのも、普段忙しく過ごしている人にとってはたまらないでしょう😊
「Do-Nothing Vacation」がトレンドに
というのは最近、改めてキーワードになっているようです。
実際、「Do-Nothing Vacation」つまり「何もしない休暇」を楽しむ方が増えています。
〈AMP / 2024年7月15日〉
観光やアクティビティを目一杯楽しむことよりも、休息やリラックスを旅行の主目的にする。
ヒルトンやハイアットといったホスピタリティ企業の中には、いち早くこのトレンドを察知し、新たな旅行ニーズへの対応を進めているところもあるのです。
アメリカの調査会社Longwoods Internationalが今年2月に発表した調査結果によると、旅行の主目的に「休息やリラックス」を挙げる人が最も多かったとのこと。
昨年9月に行われた同調査では、「家族と時間を過ごす」「新たな経験をする」「楽しい時間を過ごす」に次いで4位だったそうなのですが、「休息やリラックス」が一気に首位に躍り出たわけです。
この傾向について、同社では
と分析。
家族や友人とのアクティブな旅行を充分に楽しめたからこそ、自分自身の休息へ意識が向かう旅行者が増えているということなのでしょう。
ヒルトンが力を入れているのが「質の高い睡眠」。
同社の調査では
などといったニーズに着目。
最高級レベルのマットレスを導入したり、好みの枕を選べるピローメニューを提供したり、スパにも睡眠を組み合わせたスリーブセラピーを導入するなど、顧客の期待に応えています。
また、WyndhamやRamadaなどを傘下に持つホテルチェーンWyndham Hotels & Resortsが行った調査にも興味がそそられます。
何と77%の旅行者が、オールインクルーシブスタイルのバケーションを「最もストレスの少ない旅行方法」だと回答しているのです。
オールインクルーシブスタイルとは、ホテル内にレストランやバー、プールなどの設備が充実しており、一歩も外に出なくても滞在が完結できるスタイルのこと。
実際にハイアット系列のオールインクルーシブホテルでは、2024年第一四半期の予約数が前年より11%増えているそうです。
がトレンドなら、こうして家から一歩も出ず、noteを書く以外はこれといって何もしていない夏休みは最高に贅沢なのかもしれません(笑)
そんな風にこの1日を肯定しながら、束の間の休息を楽しみたいと思います😊
本日も最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました!
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