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「遊び心」の市場化戦略

column vol.296

タミヤ「ワイルドワン」大人が実際乗れる車として来年復活するそうです…(驚)!

〈Forbes JAPAN / 2021年5月9日〉

我々40代世代には思入れのあるラジコンが、ほとんどフルサイズの8/10に。「ワイルドワン・マックス」という名前で発売されます。

1985年発売の人気ラジコンがリアルな車に!

手がけるのは英国のリトル・カー・カンパニー

同車は、4輪独立懸架コイルオーバーサスペンションで、3点式シートベルト、デジタルメーター、レーシングタイプのステアリング、ブレンボーブレーキも搭載。かなり本格的です。

全長3.5m全幅1.8m、重量250kgというスペックだから、身長が160cm~195cmであれば、大人1人が楽にコックピットに座れます。

しかも、凄いのが、ラジコン同様自宅で組み立てができるそうです(笑)

今のところ、ヨーロッパアメリカでは法律をクリアしており、公道で走れるとのこと。

遊び心があります。

「遊び心」を商品化する

私が子どもの頃は、ラジコンブームでワイルドワンが本当の車として乗れたら最高と思ったのは私だけではないはずです。

ドラえもんのビッグライトで実物大の車にする。

そんなことを夢見つつ、それは絵空事だと子どもながらに思っていたことを実現したことに感動を覚えました。

昨年は実物大のガンダムが横浜の山下ふ頭に登場して話題を集めましたが、本当に心が踊ります。

「モノからコトへ」

モノが飽和する市場の中で、モノの価値が急速に失われている昨今ですが、子ども時代の夢が現実化していくことにワクワクします。

我々、40代は子育て世代。財布の紐がガチガチに固い世代で、あまり自分にお金をかけられる(かけようとする)人は少ない傾向にありますが、こういった遊び心のある商品には、ついつい財布の紐が緩むのではないでしょうか?

ちなみに、イギリスでの価格は6000ポンド(約91万円)からということで、グローバルマーケットへの発売は2022年を予定しているそうです。

ディズニーの世界に「ロボットアクター」が誕生?

もう1つ夢のある記事です。

Walt Disney Imagineering(ウォルト・ディズニー・イマジニアリング)」は、2018年から始めた「Project Kiwi」の進捗をSNSで公開。

ディズニーテーマパークでおなじみのロボット「オーディオアニマトロニクス」のさらなる発展に向け、“自由に動き回れるロボットアクター”を開発中とのことです。

〈TABI LABO / 2021年5月9日〉

今回発表された、開発途中であるロボットは、MARVEL作品『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』に登場する「ベビー・グルート」

二足歩行で自立し、踊り、そして話す。今までの「オーディオアニマトロニクス」からは格段にレベルアップしているそうです。

〈Disney Imagineers Develop Cutting-edge, Free-roaming Robotic Actor〉

ロボットというのも、我々世代からすると憧れの存在です。

それが目の前でコミュニケーションできるかもしれない。ディズニーランドに久しぶりに行きたくなります。

やはり、遊び心を市場化するというのは、新しいことに若い頃よりも反応しなくなっている中年世代には重要な視点だと思います。

子どもの頃を思い出して、商品・サービス企画をすると、新たな鉱脈に出会えるかもしれませんね。

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