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「二拠点生活」が庶民の日常に?

column vol.1018

妻とたまに「億万長者になったら、どうするゲーム」(別名:妄想会議)を行うのですが、物欲のない私たちはいつも「旅をしまくる」ということで落ち着きます。

あとは、二拠点生活

そんな夢を妄想しては、その気になって心満たされているのです(笑)

実際、二拠点生活は私たちの日常からほど遠い

と、思っていたのですが💡

最近では我々庶民でもトライしやすい環境(状況)になってきていると感じます。

一般社団法人不動産流通経営協会「複数拠点に関する意向調査」によると、実施者個人平均年収は約509万円とのこと。

〈幻冬舎 GOLD ONLINE / 2023年5月15日〉

二拠点生活は富裕層のものだけではない

まずはマーケットの変化を確認していきたいと思います。

二拠点生活を開始する人は近年増加傾向にあり、2018年年間17万人以上と推計されており、その数は2011年と比べて何と2倍近くにもなっています。

また、「将来したい」「興味がある」など、前向きに考えている「意向者」の割合は全国の20〜60代14%に達し、人口にすれば約1,100万人という計算に。

二拠点生活は一般に広く浸透しつつあることが伺えます。

実際、20~30代のビジネスパーソンやファミリーが増えているとのこと。

先程の平均年収を考えると、その変化がよく分かります。

しかし…、そんなに安上がりに暮らすことができるのか…?

…ということで…、かかる費用について見てみたいと思います。

地方移住や二拠点・多拠点生活に関する情報発信メディアを運営する「合同会社Stone intech」代表の中嶋遼太さんは、別荘の維持費についてこのように語っております。

実施者の平均は約5.4万円/月です。また、3万円未満と回答した割合は約5割を占めます。

※賃貸…家賃・管理費など、所有…ローン返済、建物修繕費、管理費や固定資産税などを含む

なるほど…、何だかイケそうな気がしてきました…。

そしてポイントなのが、持ち家よりも「賃貸物件」を選ぶ人が増えているとのこと。

先行き不安と思う方も、確かにこれなら手放しやすい

また一つハードルが下がったような気がします。

「稼ぐ物件」という発想

さらに、支出を抑えようとする動きも見られます。

使用していない期間を何かしらの運用に回して別荘の維持費を補填している方が多いのです。

運用手法はさまざまのようですが、大きく分けると次の通りです。

・共同で使用している
・友人等に貸し出している
・地域住民等に貸し出している
・賃貸物件・レンタルスペースとして貸し出している
・宿泊施設として運営している
・上記以外で運用している

中でも「共同で使用している」と回答した人が最も多い割合を占めているとのこと。

次に多いのは「賃貸物件・レンタルスペースとして貸し出している」パターン。

つまり、「資産運用」として活用している方が多いというわけです。

別荘での滞在日数は、「60日未満」である割合は、実際に二拠点生活を行っている人のうち6割強を占めている

そのため、不在時の別荘を運用に回すことで、ある程度のまとまったお金になるのです。

そして、中嶋さんはこのように続けます。

中には、自身で所有している別荘を民泊などで他人に貸す運用を依頼できるサービスなどもあります。不在時の維持費の足しになるよう、サービスの利用を検討してみてもよいでしょう。

先程、実施者の個人の年収平均は約509万円とお話ししましたが、意向者の平均年収は約433万円

そして、世帯年収で見ると実施者平均は約764万円

意向者の世帯年収の平均は約674万円となっています。

つまり、既に実施している方よりも、意向者の年収の方が低い

今後ますます二拠点生活がスタンダードになっていく予感がしますね。

「子育て世帯」の支援が続々!

二拠点生活を求める方々の中で、特に子育てされている方が多いと聞きます。

美しい自然の中でお子さんを育みたいというのは非常に分かりますね。

そんな中、「子育て世帯」の支援サービスも見られるようになりました。

例えば、セカンドホームのサブスク「SANU 2nd Home(サヌ セカンドホーム)」を提供するSanu社では、子どもとの二拠点生活をサポートする目的で一時預かりサービス「KIDS CARE(キッズケア)」の提供を開始しています。

〈travel voice / 2023年3月3日〉

第1弾として、ママズスマイル山梨県北杜市店と提携。

Sanu社が運営する「SANU 2nd Home」拠点近くの託児施設でメンバーの子どもを一時預かりする試みを行っているのです。

ちなみに「SANU 2nd Home」は、関東・甲信越中心に7拠点50キャビンを展開しており、初期費用0円

会員枠に枠があれば月額5.5万円(宿泊費・清掃費などば別)で利用できるというサブスクサービスとなります。

今までは金額的にはとてもトライしやすいのですが、なかなか子どもを連れてはいけない状況でした。

今回のコラボが実現したことにより、仕事中はお子さんを預け業務に集中

終わったら、家族みんなでゆったりと過ごす

ちなみに、八ヶ岳エリア「ママズスマイル北杜店」のKIDS CARE送迎パッケージは、次の通りです。

10~17時の7時間パックで料金7000円0歳から小学6年生が対象で、小淵沢駅などからの無料送迎も含まれる。

他にも、一昨日ニュースチェックをしていたら、長野の興味深い取り組みを見かけました。

〈信濃毎日新聞デジタル / 2023年5月23日〉

同県にあるMoonBase株式会社では、子どもの世界を広げる二拠点生活のサブスクリプションサービス "Co-Sato" 体験会を6〜8月で開催

2泊3日で心地よい環境での暮らしを家族で体験できます。

特徴的なのは、他の会員家族・学生スタッフと一緒に滞在し、地域の人や文化にも接することで、新しい世界との出会いが味わえること。

子育て家族に特化した環境を整えているので、お子さんと一緒でも気を遣うことなく滞在できるのです。

素晴らしいですね😊

個人的には、昨年ワーケーションに初チャレンジをして、非常に楽しかったので、まずはいろいろな所に行ってみながら、最適な場所を見つけたら、二拠点生活にトライしたいと思います。

あっ、もちろん、賃貸ですが(笑)

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