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生き残るのは大変です

スモールジムの辰田です。

本日は最近感じたことについて。

皆さまもご存知の通り昨今のようなご時世になってしまったのは自分の責任とは言い難い外的要因の塊ですよね。多くの企業がそれに苦しめられています。

最近は徐々に企業の倒産数が増えており、市内中心部にオフィスがある当社は日々ひっそりと閉店していく飲食業の様子を度々お見かけします。

一気に閉店が増えたこのご時世の初期よりも多いのではないかと感じています。

先日も数年ぶりに地元でミシュランで星を獲得している某お店に行こうとしました。

が、残念ながら倒産して自己破産をしたため閉店を余儀なくされたようでした。

自治体からのこのご時世ならではの関連助成金がなくなり、この春以降の客足も思ったほど戻らない。以前の拡大戦略により店舗の増床、多店舗展開をした結果です。

この企業はこれまでの売上から順調と判断して多大な借入を行い未来に向けた投資をしてきたことでしょう。それがこの外的要因により完全に裏目に出た典型的な形です。

果たしてこの企業の戦略は間違っていたのでしょうか。当然、間違ってはいません。(この2年間の動きは別として)

では、この企業が拡大路線に舵を切っていなければどうだったか。味はミシュラン獲得しているほどの実力で地元では有名店です。おそらくは生き残っていたでしょう。

このお店はお客さんが来なくなったから倒産したのではなく拡大戦略による積極投資が重くのしかかり、このご時世で客足が想定以上に減ったことで借入金返済ができなくなったことが主要因です。

ここまでは何とか耐えてきたのでしょうが現実的にキャッシュが尽きてしまったと推察できます。

人気が出て高コスト体質に変遷したことが倒産の原因です。改めて高コスト体質になることの怖さを感じますね。

想像するに、長い間修行して独立してお客さんがついてミシュラン獲得するまでになり、着実な売上を積み上げて品質を落とさずにひとつひとつ店舗拡大をしてきたであろう企業ですらこうなります。

対して我々スモールジムは比較的安定した売上を作りやすい業種です。その仕組みは月会費制度、振替可能な体制と成果と情緒的な価値を作りやすい少人数スクール制がその主要因です。

それらが奏功してこのご時世にも関わらずスモールジムの完全撤退はまだゼロです。これからもスモールジムは日本に増えていきます。しっかりと足元を固めて歩もうと思います。

それではまた来週。

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