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東川町の日本酒づくりが始まります。

東川町の酒造施設の新築工事が完成し、本日11月7日に行われた落成式と内覧会に出席してきました。
式には町内の商工農団体、酒販会社や報道関係者など100名ほどが集まりその期待と注目の大きさが知れました。
場所は東川町西2号北23番地。西2号道路をクラフト街道方面に向かうとあります。

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全国でも珍しい官設民営の酒蔵で、土地建物は東川町の所有。
製造はプロポーザル形式で決定した三千櫻酒造株式会社が行います。
三千櫻酒造は、岐阜県中津川市で143年続く歴史有る酒蔵です。
遠く中津川市から蔵ごと移転されるのです。

落成式の来賓挨拶で中津川から来られた方の話によると、「中津川にはあと7年すればリニア新幹線の新駅が出来るから中津川に留まれば良いものを・・・」と東川への移転を冷ややかに見る向きもあったとのことです。
酒造施設の老朽化に加えて、温暖化で夏場の酒づくりが年々難しくなっていることを肌身で感じていた山田社長が北海道への酒蔵移転を画策している折に、東川町との接点ができ移転を決意されたそうです。

とはいえ中津川を離れ、縁もゆかりもない北海道東川町への移転には並々ならぬ決断力が必要だったことでしょう。

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私は町の計画の途上で、議員として行政に疑問の声を上げたこともありましたが、今は水と米の美味しい東川町の名産に育って欲しいと願っています。
町民として買い支えたいと思います。

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年内には初出荷できそうだという話しもあり、最近日本酒を好んで呑んでいる身にはとても楽しみです。
酒造施設にはお酒のほか、三千櫻酒造のTシャツ、手ぬぐい、前掛けなどのオリジナルグッズの販売スペースも設けられます。
酒造りが始まると製造エリア内ガラス越しの見学となります。
今日の内覧会は、2日前から納豆・ヨーグルトを食べずに参加してきました。菌をつかう酒造りは非常に繊細なのですね。