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服選びの極意

服選びや衣替えがずっと苦手だ。「これかわいいかも!」と思っても試着の度に理想と現実の差に打ちのめされるし、衣替えは一日のエネルギーが全部消えていくくらい億劫。かといってネットショッピングは何となく不安で手が出せない。試着なしでパッと服を買えたりできるオシャレな子は永遠に憧れ。全体的に服に対して臆病だ。
そんな私でも服選びが楽しみになるようなルーティーンを最近やっと見いだせた気がしているから、ここに記そうと思う。

1. 雑誌を買う
ファッション下級者にとっては結局プロの方々がまとめて下さっている雑誌が一番易しい気がするので、ちゃんと課金して買っている。ただ、私自身そこまでトレンドに乗れるような人間ではないし、好きなモデルさんもいないので、毎月じゃなくて春夏秋冬の節目に購入する。
新しい服を買おうと思って、服屋に直行して初めて今年のトレンドを知るんじゃなくて、事前に知るのが地味に大事なポイントだと思う。例えば、透け感のある服と花柄ときっちりシャツが流行ってたら、「ふむふむ、私には花柄は似合わないから、透け感のある服メインで見ようかな」というようなイメトレが出来るのが嬉しいし助かる。

2. 自分の持っている服を把握する
服を買う時に「あ、でもこういうのもう持ってるしな」と急に購入を迷い始める瞬間はよく訪れる。でも、それが実は新しく買った方がテンションが上がるのか、それは据え置きして他の色や形を買った方がいいのかは、記憶だけだと意外と判断が難しい。去年はお気に入りだったものも今年はそうでもなかったりするから、事前にチェックしてあげるのがお互いにとって丸い。

3. 大体ほしいものをメモする
1と2を踏まえて、ざっくりほしいものを選定するところ。「青かグリーンのニット」とか、「台形スカート」とか。これは自分への戒め的な部分もあって、書かないと挑戦したことのある無難な色とかばかり選んでしまうからというのもある。たまに「白のニットは絶対に買わない!」とかメモすることもある、白ニット、無限に愛しています。

4. 買いに行く!
買いに行くときは、「自分が普段おめかししていく格好」で行くのが吉な気がしている。試着すると見事に全然似合わなかったりして心が折れたりするから、そして疲れるから、自分が今一番好きな格好に戻るたびにテンションを戻していけるのが嬉しい。試着は本当に面倒だけれど、長く着るためには必須な気がする。着た瞬間に「いい感じ!」とピンと来るものに出会えた時は本当に幸せ。

で、あなたはおしゃれなんですか、と言われたらそうでもないのだけれど、今日冬物を断捨離しようとしたときに、「え、どのニットもお気に入りだから捨てられない…」という素敵な状況になれた時に「いつも踏んでるあのステップ、無駄じゃなかったのか…!」と少し感動したのでご参考までに。「服はあるけれど、着るものがない!」から、脱却しつつある気がする。

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