腕組チーム

世界最強のチーム1

この記事は「世界最強のチーム」という本の要点をメモする目的で書いていきます。

大前提として良いチームには優秀なマネージャーが必要

今日の変化の激しいビジネス環境の中で抜きんでた成果を上げるためには、多様性に富んだ「集合知」が不可欠です。

ですから、多様性のあるチームをまとめるマネージャーの役割は非常に重要になってきます。

優秀なマネージャーの8つの特徴

①良いコーチである

チームを勢いづけて、チームのメンバーに対する過度な監督・干渉はしない

③チームのメンバーが健康に過ごすこと、成果を上げることに強い関心を持っている

④生産的で成果主義である

⑤チーム内の良い聞き手であり、メンバーと活発にコミュニケーションしている

⑥チームのメンバーのキャリア形成にを手助けしている

⑦チームのためのはっきりとしたビジョンや戦略を持っている

⑧チームのメンバーにアドバイスできる専門的技術・知識を持っている

チームの生産性をどう評価するか?

チームの生産性は「成果」で評価します。

その時に気を付けるべきことは「成果」というのは「経営のトップレベルから見た評価」だということです。

チームのマネージャーとして働いていると、この視点を忘れてしまいがちです。

経営者から自分たちはどう評価されているかという意識がなく、常に気にかけているのは自分の次のレベル、つまり、直属の上司からの評価しか考えていない人が案外多いのではないのでしょうか。

つまり、

経営のトップレベルが求めている成果をチームが出しているかどうかによって、チームの生産性は評価されるのです。

良いチームには「心理的安全性」が欠かせない

心理的安全性とは、端的に言えば「メンバー一人一人が安心して、自分が自分らしくそのチームで働ける」ということ。要は安心して何でも言い合えるチームが心理的安全性の高いチームなのです。

メンバーがチームに対して心理的安全性を感じていなければ、チームを信頼することはできないし、どんなに目標や計画、役割が明確であっても仕事に意味を見出すことができず、社会的なインパクトを考えることも出来ません。

愚痴が出たら会話のキャッチボールを始める

マネージャーの役割は、言うまでもなく「チーム作り」なのですが、その役割を果たすうえで重要になるのが「建設的」というキーワードです。

たとえば、チーム作りの時に必須なのは「建設的な言葉づかい」で、わかりやすいのは「愚痴を要望にして言い返す」という会話法です。

例えば、ある人が

「うちのメンバー、最近、私の話を聞いてくれないんだよね」

という愚痴をしたとします。

多くは

「はあ、そうですか、大変ですね」

と愚痴をそのまま聞き流すパターン。

建設的な「要望」で返すなら、次のような言い方になります。

「じゃあ○○さんは、メンバーにもっと話を聞いてもらいたいんですね?」

というふうに、相手のネガティブな発言をポジティブな表現に言い換えて聞き返すわけです。

そうすることで、自分から次のアクション、この例えでいえば「話を聞いてもらうにはどうしたらいいのか」に進むことができるわけです。

例えば、

「最近、残業が多いし、疲れているんだよね」

という愚痴だったら、

「じゃあ、もうちょっと休みたいんですね?」

と聞き返す。そうすることで本人に

「そうね、休みたいから残業を減らすために何か工夫しないと・・」

などと、自分で次のアクションを考えるようになります。

この時に気をつけたいのは、責めたり問い詰めたりしているような言い方にならないようにするということです。

これは、相手が感情的になっている際には、とくに重要になってきます。

感情的になっているのは、その問題が重要である事の現れですが、だからこそ相手の話を遮ったりせず、とにかく話を聞いてあげてください。

聞いてあげて、理解を示したうえで、建設的な話へと進むようにします。

つづく

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