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日本酒の上級資格(提供者側の)に関して、細かくすみわけを考えてみました。

最近、飲食、酒類関係者で評価が上がってきたSake Diplomaの資格

Sake Diplomaの資格に関して、酒類、飲食関係者からの評価が高いと感じる事が多くなってきて、この資格に関する知名度が徐々に上がってきているし、また、難しい試験の一つというように認識されているように感じる事が多々あります。
私の中では、きき酒師と酒匠の中間位のレベルの試験と認識していますが、業界の中での評価は意外に高いようです。

比較対象となる酒匠(酒匠バッチSSIページより引用)

酒匠バッチ


比較対象としまして、酒匠とDiplomaを比べると、前者が優れている部分が、テイスティングと食事とお酒のマッチング、日本酒のマーケティングの部分で、後者が優れているのは、日本酒の製造工程、酒米、酵母、焼酎の部分です。

菊正宗酒造通信講座の上級コース


案外知られていない資格で、非常にコンパクトで纏まりが有り、レポート形式ですが、受けてみて値打ちが有るのが、菊正宗さんの上級の通信講座で、人間の味覚の部分やきき酒の方法、日本酒の歴史、文化、日本酒のマーケティング並びに日本政府の国策、日本酒の輸出、税制まで、幅広い分野でSSIやJSAと比較して優れている部分が有ります。

自分で全て受講してみて感じた事


正直、今まで日本酒の上級講座として、SSIの酒匠、日本酒学講師、専属テイスター、JSAの酒ディプロマ、菊正宗さんの上級講座を受けて、クリアしてきましたが、確かに試験だけ見れば、SSI、JSAの上級クラスの試験自体は難しいのですが、レポートで試験が無いとは言え、各科目で平均90点以上が求められる菊正宗さんの通信講座の内容が最もハイレベルでしたし、テキストだけでは無くて必ず高度な参考書が必要になるという意味で、勉強になりました。
そう考えると、日本酒そのものを理解するには本当は試験の成績よりも菊正宗さんの通信講座の様に、本当に高度な内容を自分の頭で考えて理解する事も大事なんだろうなって最近感じる事が多々あります。
ただ、色々やって来た中で、一番感じるのはどの講座にも一長一短が有り、一概に何が良いと言えない部分が大きいって思いますね。

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