館神

商品研究会を発足しました

 よく利用しているコワーキングスペースのメンバーで
 「商品研究会」というのを発足しました。
 
 世の中にはいろいろな物が売られています。そしていざ自分が商品を作って売ろうとすると、そのディテールとか、成立のしかたとかについて、ほとんど知識が無いことに気がつきました。

 確かに各種のビジネス書を読み、「キャズム」「マーケティング」「ターゲット」「バリエーション」etcの単語については理解しているつもりでした。ですが、それは同時に「つもり」でしかなく、肌感覚の理解とか経験というのとはほど遠いなとも思ったわけです。
 これでは、なにかを販売するのにはあまりにも心許ない。
 ともあれ、商品の販売経験のない人が、商品を作って販売するということは世の中に多数例があることでもあるわけです。

 そしてそのときにはおそらく商品とはなにかについて、リサーチして事前にできるだけ課題と対策を洗い出しているはずです。一例を挙げれば、価格設定でしょうか。価格は商品を市場に出す上でほぼ絶対決まっているはずのものです。かりに売れずに値下げすることはあっても最初から値段が決まっていないものはないはずです(※1)。

 であるのならば、来たるべき商品の発売にそなえて、商品というものを一度じっくり研究してみようではないか。そう考えて周囲に呼びかけたところ、第一回の2月18日には総勢4名の方にお越しいただけました。

 第一回ではまず、参加者それぞれの方に商品という単語から思いつくキーワードを、3Mのブレスト用ふせんに書き出してもらいました。この上の写真がそれですね。ちなみに、Amazonにも売ってます。


 で、いろいろ書き出してもらいました。
 たくさんのキーワードが出た中で、いくつか共通していたのが以下のもの。すなわち
・販売されるもの
・世の中を変える
・夢が形になったもの
 といったあたりでしょうか。

 また、
・商品にはそれまでのその人の経験や考え方が出る
・自分にとって当たり前の「こんなことが?」が商品になる
・自分の生活の中で自分を良い気分にさせてくれるもの。昔はもの、少し前は情報、今は共感が商品である
・買い物が好きである。みんなもそうだとわかった
・価値の交換は人間の本質だとわかった

 というような感想を、研究会の最後にいただきました。

 もちろんこれがすべてではなく、また第一回ででなかったキーワードや視点も多数在るわけですが、まずはこの辺の掘り下げを第二回以降にやっていければと思っています。
 おそらくその中に、「イノベーション」とか、「差別化」とかセールスの各種手法とか、ユーザー教育のようなものも出てくるでしょう。また、「新しいものがでてきてはじめてユーザーはそれを欲しくなる」というような話も出てくるでしょう。

 ともあれ、第二回が開催されたらまたまとめてここにその結果をアップしたいと思います。

※1 と書いておいてなんですが、値段が決まらないまま市場に出るものもたぶんたくさんありますよね。とくに圧倒的に高額の商品などでいくつも例があるようにも思います。

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