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碧空戦士アマガサ キャラクター名鑑(1)

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 よくきたな🍑

 この記事はオリジナル変身ヒーロー小説『碧空戦士アマガサ』のキャラクター紹介コーナーです。

 1話まで読み終えた方向けのキャラ名鑑となっています。1話のネタバレが含まれていますので、未読の方は先に読むことをお勧めします。

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▼キャラクター紹介記事 ポリシー▼

メインキャラ全員を毎回紹介。話を追うごとに追記。
サブキャラや怪人は分量見合いで割愛。

アマガサ/九十九神

 天気雨と共に現れる怪人<雨狐>と戦う、白銀の戦士。カラカサをはじめとして様々な付喪神の力を行使し、超常事件を解決していく。
 自らを「雨狐の天敵」「雨を止ませる者」と称しており、天気雨の影響を無効化したり、物理攻撃無効の雨狐たちに対しても通常攻撃を加えることができる。

天野湊斗(アマノ・ミナト)/アマガサ

「俺は傘──この雨を止ませるための、雨傘だ」

 本作の主人公。白銀の戦士アマガサへと変身する。一人称は「俺」。左利き。雨狐と戦うことを使命として旅をしていた。

 使命感・責任感が強すぎるタイプで「雨狐と戦うのは自分だけで良い」という考えを持っている。そのため、大怪我で変身ができない状況であっても自らを盾として人々を逃がそうとしていたが、晴香の決死の説得や、イナリとの実力差を身を以って感じた事などによって考えを改める。

 普段は物腰柔らかな性格であるが、雨狐と対した時は激しい感情を露わにする。これは雨狐、およびその長である"原初の雨狐"との過去の因縁が原因であるようだが、詳細は未だ語られていない。

 <時雨>との協力に合意した際、自らが<アマガサ>と呼称されていることを知ったが、なにやら気に入ったらしくそれ以降は自ら変身中のコードネームとして名乗るようになった。

◆カラカサ

『湊斗を離せ! この大男!』

 湊斗の相棒。番傘の九十九神。一人称は「オイラ」。見た目は"からかさお化け"だが、本人にそれを言うと怒る。

 雨狐の探知、結界の構築・制御、アマガサ変身時の妖力制御など、雨狐退治にはなくてはならない存在。湊斗がアマガサに変身した際は、西洋のランスのような形状に変身。傘銃アンブレイカーとして左手に収まっている。

 湊斗のことは多分に信用しているが、一方で人間に対して不信感を抱いている。<時雨>との協力に応じた湊斗に対し、なにやら言いたげな様子であったが──?

◆リュウモン

『そこじゃァッ!』

 扇子の九十九神。一人称は『ワシ』。扇子が長い時を経て九十九神へと変化した存在で、その表面には見事な龍が描かれている。風の力を操り、第1話では自らに風の刃を纏わせて体当たりなどをしていた。

☔️

超常事件対策特別機動部隊 <時雨>

 超常事件の調査、解明、解決を目的に組織された、警視庁直属の特殊部隊。発起人は警視庁武術顧問・河崎光晴であり、彼が隊長、その孫の河崎晴香が副隊長を務める。

◆河崎晴香(カワサキ・ハルカ)

「大丈夫。牛肉は完璧だ」

 本作のヒロイン。24歳、一人称は「私」。特殊部隊<時雨>の発足時、隊長である光晴の鶴の一声で副隊長に抜擢された(光晴曰く「修行のため」)。

 実家の武術道場で幼い頃から稽古を積んでおり、卓越した身体能力と近接戦闘スキルを持つ。その身体能力に加え、人一倍強い正義感を持ち、トラブルがあれば積極的に首を突っ込み、力技で解決する事が多い。

 男勝りで素っ気なく、仕事に対しても真面目で愚直である一方、湊斗に対して「(消したはずの)記憶が残っている」とハッタリをかけて協力者に引き込んだりとクレバーな側面も見せる。また子供好きな一面も。

◆滝本照晃(タキモト・テルアキ)

「なんつーか、まるで災害っすよねぇ」

 <時雨>のIT顧問であり、晴香の弟弟子。幼少の頃から現在まで晴香にパシられ続けている可哀想な子。22歳、一人称は「俺」。

 腕っ節が強く、大人を2、3人まとめて投げるほどのパワーを持つ。晴香の祖父・光晴の元で武術の基礎を学んだ経験から、晴香とともに前衛チームとして身体を張っている。同時に本職であるIT顧問としてシステム構築等も実施しており、隊員たちからは「あの人いつ寝てるんだ?」と声が上がっている。

 作中では描かれていないが、派手なアロハシャツにジーンズというラフな格好をしている。見た目は怖いが中身は気弱な男。

◆乾 慎之介(イヌイ・シンノスケ)

『三丁目交差点に他に車両はいません。イケます!』

 <時雨>の諜報班長および後衛指揮担当。第1章では声のみの登場。一人称は「俺」、28歳。

 時雨発足時に自ら志願してこの任に就いた。<時雨>ではタキと並ぶ常識人であり、とかく暴走しがちな隊員たちの取りまとめを行なっている。

 普段は慎重派だが、スクーターに飛びかかろうとする晴香のサポートを行うなど柔軟な側面も。

🌂

怪人<雨狐>

 アマギツネと読む。天気雨と共に現れる怪人。

 その顔は狐の面と同化しており、基本的に髪はないが個体によっては鱗が発達したトゲが髪型を形作っていることもある。黒い鱗は全身にも生えている。天気雨そのものや雨を浴びたモノに干渉し、超常事件を引き起こす。

◆イナリ

「ゲームといこうぜ、アマノミナト」

 "原初の雨狐"の一角にして、「雨狐の王」を自称する武人。血の色の鎧を身を纏い、腰には刀と脇差を提げている。雨の力は不明。

 アマガサの全力の一撃を刀一本で弾き、白銀の鎧を一太刀で斬り裂き変身解除にまで追い込むなど、その圧倒的な力を見せつけた。

◆紫陽花(アジサイ)

「……勘の良いやつだ」

 "原初の雨狐"の一角。夜色の平安装束に身を包み、その手には錫杖を以っている。思慮深く、アマガサの戦いを見て九十九神の協力を言い当てる一幕もあった。

 天気雨を浴びた者の精神を汚染し、錫杖で操ることができる。時雨の調査ファイルにある<ケース02>は紫陽花の仕業。

 戦闘能力は並程度で、アマガサに一度は追い詰められるが、イナリと羽音に救い出される。イナリは「死なれると困る」と言っていたが、その真意は明かされていない。

◆羽音(ハノン)

「今のまんまじゃ、すぐ死んじゃうよ?」

 "原初の雨狐"の一角。鮮やかな赤金の花魁装束を身に纏う。天気雨の能力は不明。軽く叩くだけでアマガサが吹き飛ばされるなど、その細腕からは想像もつかない怪力を持つ。

◆アマヤドリ

 雨狐が作り出す人形。のっぺりとした人型で、武器を持つ者もいる。

 天気雨によって形成された水溜りから現れる。身体の構成要素が雨そのものであり、基本的に物理攻撃は無効。ただし、アマガサはそれに干渉する事ができる。

◆雨狐・水鏡(ミズカガミ)

 プロローグに登場。"天気雨"によって生成された水溜りを"底なし"に変え、人々を沈めていった。晴香に大怪我を負わせた犯人であるが、晴香が意識を失っている間にアマガサによって爆散した。

 得物は刀。イナリに剣術を教わっていたが、名称と同様に本編では触れられていない

次回予告

晴香とタキの下宿先である河崎道場に居候することとなった湊斗。
カラカサはなにやらなにやら言いたげだが、湊斗は「大丈夫大丈夫」と取り合わない。
そんな中、下宿のためのあれこれを買いにショッピングモールに出かけた一同の前に、雨狐が出現。しかし、その時カラカサは晴香の手元にあり、湊斗とカラカサは離れ離れに……!?

次回、碧空戦士アマガサ

第2話
『オイラの憂鬱』

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