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ユダン・ナラナイ・パブリッシャや『無数の銃弾』のロゴと、あとウェブサイトを作った話

 よくきたな🍑

 今日も今日とてお仕事報告です。

 城戸圭一郎さんが主催の【ユダン・ナラナイ・パブリッシャ】というサークルに所属しています。noteで小説を書く人たちが集まるサークルで、先日初の合同誌がKindleで発刊されました。

 せっかくのサークルなので作品投稿以外にもなんか貢献したい! と奮起しまして、サークルロゴと雑誌のタイトルロゴ、おまけにウェブサイトも作成しましたのでご報告&裏話をば。

ロゴ① サークルロゴ

ロゴUNP

 サークル『ユダン・ナラナイ・パブリッシャ』のロゴ。裏表紙とかウェブサイトのトップとかに使われています。

『ユダン・ナラナイ・パブリッシャ』というサークル名は、サークル参加者のみんなで意見を出し合って決めた思い入れのあるサークル名です。10個の候補から投票によって選ばれたんですが、割と早い段階で『ユダン・ナラナイ・パブリッシャ』の得票数が多かったので先んじて作っていたという裏話があります。『油断大敵出版』はその時に思いつきました。

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下書きの段階ではもっと『油断大敵出版』の文字が大きかった。

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 これは他の案。“胡乱”な人たちが多いので、「登録商標」とか書いてある昔のオクスリみたいなロゴだったり、本を出すサークルなので本から飛び出してみたり、あとはダイハードテイルズさんの昔のロゴみたいに針吹き出しみたいなやつだったりを考えてみたんですけど、『油断大敵出版』に比べるとインパクトが激薄だったのでやめました。

 その後作っていく中で、背景に一個どーんとあるのとロゴっぽくぎゅっと詰めた案をそれぞれ作り、メンバー内投票を経て今のロゴになりました。

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最終候補

 使う場所が『雑誌の表紙か裏表紙』という、背景にどんな色味の画像がくるかわからない場所であることから、色はシンプルにグレースケールでいくことにしました。こっちのロゴは割とサクッと出来上がったんですよね。仕事が早いと言ってもらえて鼻高々でした。へへ。

ロゴ② 雑誌タイトルロゴ

ロゴ銃弾_背景透過

 続いて合同誌『無数の銃弾』のタイトルロゴ。表紙にどどーんと載っています。

創刊号

 こちらはサークルロゴと違って紙ベースでの下書きはやっていません。なんか全然思いつかなくて。結構難産でした。

「文芸雑誌のタイトルロゴ」という条件があるので、とりあえず既存の文芸誌のロゴってどんなもんじゃろ、とググってみたんですが法則性もへったくれもないカオスの坩堝でおじさんびっくりしたよ。なんだこれ。

 方向性が定まらず途方にくれること、3週間ほど。

迷いの一例。雑誌名間違っとる

 城戸センセからこんなツイートをいただきまして、ようやく光明が見えた気がしました。

 視野狭窄に陥ってすっかり抜け落ちていたんですが、そもそも今回のこの企画、パルプ小説の雑誌を作ることが目的だったんですよね。パルプ小説とは、1920年代に全盛期をむかえた、あらゆるアメリカンエンターテイメントの礎石となっている娯楽雑誌『パルプ・マガジン』を令和の時代に小説で蘇らせようぜというものなんですが、要するに全ての根幹はパルプマガジンやアメコミ雑誌にあるわけです。というわけでググってみました。

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 ビジュアル的には色々とありますが、枠付きの文字を変形させた物が多い。文字は単色でグラデーションとかはなし。変形の仕方は雑誌によりけり。配置としては、絵がどーんとあってマガジン上部にタイトル、といったレイアウトで統一されているように見えます。

 大体想像がついてきました。やっぱり利用シーンから想像していく方が考えやすいね! というわけで、案を3つほど作成。1つ目の案は上のスプラトゥーンみたいなやつの改良版。パルプマガジンの持つアウトローな雰囲気をイメージして作ってみました。残りの2つはもうちょっと落ち着いた感を出しつつも、それでも押さえ切れぬハジケ魂を出すように文字のサイズや配置を考えてみました。

銃弾

 こだわりポイントは弾痕です。雑誌名に「銃弾」と入っており、また作家陣のことを「パルプスリンガー」(ガンスリンガー=銃使いのパルプ版、の意)と呼ぶこの企画なので、弾丸は外せないと思ったんです。

 この弾痕、自分で作ったんですよ。こちらのサイトさんがかなり参考になりました。本来であれば円形に開いた穴にグラデーションで影をつけるんですが、荒々しさを出すために筆でグリッとやったような質感にしてみました。

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「膨張」エフェクトのマイナス値を指定するだけで、割と簡単にそれっぽくなるぞ! 君もレッツ・チャレンジ!

 また、背景に使っている割れたガラスは写真を加工したものです。これも『銃弾』のイメージをしっかり出すためにやってみました。雑誌に貼り付けたとき、キャンバスが割れているような見た目になると格好良いなーと思いながら入れていますが、うまくいってますかね? いってるといいなー

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 既存のパルプマガジンのロゴに寄せて文字にグラデーションや影は掛けない方針で作成。また、色味は結果として、グレーと濃い赤茶色の二色となりました。赤茶色はMEXICOの荒野のイメージです(だいぶ暗いけど)。

ウェブサイト

 ユダン・ナラナイ・パブリッシャの活動は基本的にnoteのサークル機能で完結しているんですが、「それはそれとして対外的なウェブサイトがあった方が良いのでは?」ということで提言→試作したもの。wixを使ってサクッと1時間ちょっとで構築しました。

 メンバー紹介だけでなく、創刊号に載っている作品のあらすじ一覧なんかもあるので、まだ読んでいない方はこの機会にぜひ読んでってください(こちらのあらすじ一覧もメンバーの手弁当です。ディッグアーマー=サンありがとう!)

 それにしてもwixは初めて使ったんですが、パララックスとか簡単に作れてすげーってなる反面、痒いところに手が届かない感じがありますね。「あーーここのマージンもうちょっと弄りたいのに」ってのができない感じ。Wordpressくらいが性にあってるな……。

いじょうだ

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