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「朝飯、そこで買っていこう」 「えーファミマ? パンの品揃え微妙なんだよな……セブンない…
全力の正拳突きが怪人の腹に突き刺さり、爆発四散せしめた。これで五体。目視範囲に敵影なし…
「……で、だ」 敵から奪った剣を喉元に突きつけたまま、俺は変身を解除する。 「リュウ。…
アンタはこれまでの人生で、「名付け」をしたことはあるか? 自分の子供でも、ペットでも…
第一話「少女の走光性」 極大の躁状態のまま、学校の屋上を駆け抜ける。目指すは西の端の、…
柏木さんが、倒れた。 身長170センチ、体重120キロ。誰がどう見ても肥満体の柏木さんは前…
初めてプリクラを撮ったのは小学生のころ、家族旅行のフェリーの中だった。今から比べると超ショボい、フレームと雑なデカ目オプションが選べるだけの簡単なものだったんだけど、集まった親戚の子供らとおしくらまんじゅうみたいにして撮った写真は、かけがえのない想い出になったんだよね。 親戚仲は良い方……というかたぶん、よそのご家庭と比べると異常なほど良かったね。なんか、月イチで爺ちゃんの家に集まったり、年イチで旅行したりしてたんだ。 まぁ、もう居ない人達の話してもつまんないからプ
「その鏡を寄越せ、クソガキ」 その男は威圧的に言いながら、大斧を担いで歩み寄ってくる。…
(OPテーマ) エナジー充填、マガジン装填、今日のワンピはお気に入り! 今日こそ彼をモノ…
7がつ23にち 朝おきたら、ベランダに卵がおちていた。すごくおおきな卵。ぼくが入れそうな大…
「ハル。ハルよ」 「あっ……」 しまった、ぼーっとしていた。霞みがかった視界の中、神主…
「──オエッ」 凄まじい吐き気。頭がグラグラする。ここは……トイレの個室か。どうやら、…
──この酒、味がしない。 それに気付いたのは、皿に零した酒を啜った時だった。 半年…
待ちに待った小説大賞が始まろうとしている。 一週間前にレギュレーションが発表されて以来、気の早い者たちが「練習」と称して小説を投稿し、称賛を浴びていた。それを羨ましいと思わなかったかといえばウソになる。俺もあんな風にパッと書いてパッと出して称賛されたかった。でも、それをしなかったのには訳がある。 ひとつには、単純に自分の手札が少なかったということだ。 俺は筆が早いほうではないし、アイデアマンでもない。手持ちのネタから色々とかき集めてみたところで、結局は短編2本分