補助金は麻薬なのか??

民間企業の場合は、自社のお金やリソースをフル活用して全力で最高の結果を出すために頑張ります。

なぜなら生きるか死ぬかだからです。

しかし、総合型スポーツクラブはどうでしょう?

補助金がもらえる、指定管理がある、と甘い汁だけを吸って最低限のことしかしてこなかったので、これら新たな問題が起きた時に頼りにされないのです。

総合格闘技つまり民間も入れた形での競争が生まれてしまいます。

しっかりと、補助金をもらいながら、真摯に地域課題に取り組んできていたら、そこで成果を出していてたら、信頼を勝ち取っていたら、問題はなかったのです。

ふぅ・・・。

すみません、少し興奮しすぎました。

なぜ僕がこんなに興奮しているのか?

過去4話の記事から先に読んで頂くとおわかりになると思います。

第1話 顧問の先生ブラック部活からの脱却へ


第2話 地域の子供を救えない総合型クラブ


第3話 変われないクラブを襲う次の脅威とは?

第4話 戦わずして目的を達成する。


それでは、話を続けましょう。

学校部活動は、諸外国と比較すると、かなりいびつな形ではあるものの、顧問の先生方の過労死寸前のサービス残業、そして生徒達の犠牲のもとに今まで成り立ってきました。

その後、これら国内の様々な問題の解決策として、総合型スポーツクラブが誕生しました。

1クラブを設立するのに、何百万・何千万円もの公金を投入しながら、全国に3500クラブ以上が設立されました。

新たな課題はここからです。

あまりにも緊急な動きに現場は対応できず、名乗りをあげるクラブがことごとくただの補助金目当て、設立したのはいいモノの、自立できない。

という悲惨な状況に陥りました。

もちろん国も、これらへの対策として「クラブアドバイザー」を設置したり、様々な勉強会などを開催してきました。

しかし、一度甘い汁を吸ってしまったクラブ達を再生するのは、新たにつくることより難しい作業でした。

設置された「クラブアドバイザー」も、体育協会からの助成金を申請するためのアドバイスはできますが、多くの方は会社の経営などを行ったこともなく、寄り添うことはできても育成することは難しかったのです。

もちろんこれらは、仕方のない事です。

勉強会なども、年に数回程度で飛躍的に改善されることもありませんでした。

資格制度も作りました。クラブマネージャーとアシスタントマネージャーという資格です。

クラブマネージャーでは、事業計画づくりやプレゼンなど、長期にわたり本格的な講座を受けながら資格取得を行います。

しかし、そんな大変な資格を取った方々でも総合型クラブの経営は大変なのです。

こうして、これといった手立てもないまま現在に至ります。


もうそんな団体ほっといたら??

そういう声を多く頂戴します。

しかし、そうはいきません。

なぜか??


地方創生を行う僕のビジネスにおいては、総合型スポーツクラブはかなり効果的なツールだからです。

にもかかわらず、総合型スポーツクラブ関係者が全国で信頼を失うようなことをされると困るのです。

総合型スポーツクラブは、世界的にみても地域コミュニティとしても、スポーツ活動としても、かなり効果的なものとして重宝されています。

しかし、これら日本の一部の補助金漬けのダメクラブのために、まるで総合型スポーツクラブ全体がダメみたいな言われ方をすると困るのです。

ダメなクラブの批判は辞めます。

意味がないので。


今回、5回にわけて書いてきましたが、スポーツクラブ経営を行っている僕達にとって、この総合型スポーツクラブの在り方、学校部活動の在り方、そしてこれらスポーツクラブの行政の活用は本当に大きな問題です。

願ってもいないチャンスです。

僕がいる1万人の町にも新たなに総合型スポーツクラブを作りたいという若者がいて、相談にきました。

もちろん、SNSを通して多くのアドバイスを求める声や相談も頂きます。

僕はこれら問題を理解したうえで、それでもやって行きたいという新しい仲間と新しい地域スポーツビジネスの在り方を作っていきたいと考えています。

そのために、こういったnoteやYouTubeなんかで情報を発信しています。


しかし、まだまだ足りないと感じています。。。


・・・という事で、今日は目安の1500文字を大きく超えてしまったので、続きはまた明日!

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宮城'亮'の主なプロフィール

✔Jリーグ全クラブ中3年連続ホームタウン活動No,1

✔クラブ初の1万人集客を達成!

◾️学生時代
・15歳でブラジルに短期留学し、こんなにサッカーで盛り上がる町を作りたい!
・20歳大学在学中にFC琉球の立ち上げに参加
・21歳大学在学中「FC琉球対ケツメイシ」を企画、3000名以上の人を集め注目される。
・22歳大学在学中に起業。ホームゲームの設営や運営、ファンが集まるコミュニティスペース「+9」をつくる。
・22歳アパレルブランド「PLUS NINE」(現P'lus Nine)を設立

◾️設立・職歴
・FC琉球立ち上げに参加。
・P'lus Nine設立(アパレル、イベントスタジオ、イベント企画)代表
・NPO法人ナインプロモーション沖縄設立 代表理事 スポーツ活動費の支援
・総合型スポーツクラブサンビスカス沖縄設立
・FC岐阜 地域貢献推進部 部長(3年連続ホームタウン活動Jリーグ No1、ホームゲーム初の来場者1万人達成)
・P'lus Nine株式会社設立 代表取締役
・日本脳性麻痺7人制サッカー協会 理事
・沖縄県総合型スポーツクラブ連絡協議会 代表
・一般社団法人ツノスポーツコミッション 代表理事(現在:理事)
・J.FC宮崎(宮崎県からJリーグ入りを目指す) 代表取締役


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#スポーツビジネスゼミ
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読んで頂き誠にありがとうございます。 小さな町のクラブをJリーグに昇格させる。 不可能な話に聞こえるかもしれませんが、過去他のJクラブを昇格・経営してきた僕には、道筋がみえています。 このnoteで自分の給料を捻出したいと思います!支援のほど何卒よろしくお願い致します。