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ホテルがメディアになるということ

夏休みに宿泊した箱根本箱について5つのカテゴリーに分けて書いている。

今回はパブリックスペースについて。

箱根本箱には、壁一面が本棚になっているリビングがある。私はそこをパブリックリビングと名付けた。

宿泊者ならだれでも利用できる。

これは食の話でもあるのだけれど、パブリックリビングにはしっかりしたコーヒーメーカーと冷たいハーブティーが用意されている。

冷たいハーブティーは少し甘みがあって飲みやすかった。ホテルのブッフェなんかでも色々な飲み物が用意されているけれど、冷たいハーブティーは初めてで新鮮だった。

いつでも飲める安心感が嬉しい。

それから、空間としての仕掛けも面白い。

本棚の中に読むスペースが埋め込まれている。本棚の中にすっぽりと入れるのだ。

小さなスペースだけれど、居心地が良い。それにスポットライトが温かな光で本をとても読みやすくしてくれた。

自分の家で本が読みにくいのは蛍光灯しかないからかもしれない。スタンドライトやテーブルライトを置けばもっと本が読みやすくなるはず。こういうのはインテリアの勉強にもなる。

ただ本がたくさん置いてあるだけではない。空間に置いてあるもの全てが情報であり、ホテル全体がメディアなのだ。

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