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呑人不知-のみびとしらず-

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ある酒飲みが日々をしたためるコラムです。お酒のことや美味のことなど。
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記事一覧

《7杯目》蓋棺事定な長寿に祝杯

写真を見て「ははぁ」と筆者の書かんとする意図を察せられた諸氏には拍手を。あなたも通(ツウ…

《6杯目》Gin Jin 神甚尽吟人

ジンジンジン(JinJinGin)と暑い夏が来た。 ジンといえば言葉遊び。呑み人の私はダジャレ好…

《5杯目》缶入り”Sex on the Beach”!?

「RTD=Ready to Drink」と呼ばれる飲料カテゴリーがいま飲料界でアツい。読んで字の如く開栓開…

《4杯目》クスリか毒か

「薬用酒」「薬酒」などと都合のいい言葉がある。高じて「健康酒」だとか「酒は百薬の長」なん…

《3杯目》酒ならなんでも

「ジンがお好きなんですね」「なぜジンが好きなんですか」「日本人でジン好き、珍しいですね」…

《2杯目》視覚の飲酒録

酒飲みの私はいい酒に出会うと記録したくなる。飲酒録の現代版といえば、それはSNS(Social Ne…

《1杯目》ジン呑みの楽しみ

何かモノ言う機会がある時、酒飲みの私は「クラフトジンが熱い」と言う。でも、スマホ文化の光速で情報の飛びまくる世界では日本のジン文化の伝播はいま既にプライムを迎えつつある。 ジンに限らず日本人の最高の特性の一つが、世界に冠たる飲食に対する類まれなる精魂の込め様であろう。素材、味、香り、料理、楽しみ方のすべてがとにかく豊か。「フードテック」などといった呼称でたった今出現したかのような新現象が世界を席巻するが、実は日本には古来から食(材料)を愛で慈しみ、技をもって磨き、そして感謝