NPO法人樽前artyプラス

北海道苫小牧市の西端にある「樽前地区」を拠点に、アートを通して地域や社会と関わりを深め…

NPO法人樽前artyプラス

北海道苫小牧市の西端にある「樽前地区」を拠点に、アートを通して地域や社会と関わりを深める活動をしています。児童30人ほどの樽前小学校を会場に隔年でアートプロジェクト「樽前arty」を開催。苫小牧市内の教育現場やイベントでワークショップも企画運営しています。

最近の記事

百年桜の緊急オペ 地域の力で再生へ

苫小牧市で桜が開花するのは、例年5月上旬から中旬ごろ。冷たい海風が吹く街では遅い春の訪れを、誰もが心待ちにしています。私たちNPO法人「樽前artyプラス」が拠点にしている苫小牧の樽前地区には、住民の皆さんが心を寄せる桜があります。児童約30人が通う樽前小学校のエゾヤマザクラです。樹齢約100年。校庭の真ん中に鎮座し、地域を見守り続ける「百年桜」は、この春、緊急の「オペ(手術)」を受けました。老木の命をつなごうと、百年桜を愛する人たちが集まり、作業に励みました。そんな春の一日

    • 誕生日にまつわるエトセトラ

      北海道苫小牧市でアートを通して地域や社会と関わる活動に取り組んでいるNPO法人「樽前artyプラス」。メンバーでオーストラリア・メルボルン在住の小河けいが、オーストラリアの日々を綴ります。 家族や恋人、友人が誕生日に気づいてくれなくてがっかりしたことありますか?FacebookやLINEのお知らせ機能がある最近は、そういうこともあまりないのかな? がっかり経験のあるあなた!!オーストラリアに住めば、そんながっかりとはおさらばです。だって、ここでは、誕生日祝いの準備は誕生日

      • 【メルボルン便り】1951年から続く歴史あるリモート学習

        北海道苫小牧市のNPO法人「樽前artyプラス」メンバーでオーストラリア・メルボルン在住の小河けいが、オーストラリアの日々を綴る「メルボルン便り」。今回はオーストラリアのリモート学習の話題です。 ■新聞に載った!! 2020年12月の初め頃、苫小牧民報さん(苫小牧市の地域紙)が、このNOTEに綴っているメルボルンからのレポートを紙面で紹介してくれました。 電話取材の依頼がきて、ビックリだったけど、それよりビックリだったのは、7歳の息子の喜び様。 オーストラリアの新聞も

        • 幸せな落書きに包まれた小学校の話

          落書きが人の気持ちを幸せにすることがあります。ストリートでグラフティを発表し続けるバンクシーのようなアーティストもいますが、今回お伝えするのは、校舎に描かれた落書きの話です。学校で落書きをしたら怒られそうですが、苫小牧市立樽前小学校は授業で落書きをしたのです。 目の前に太平洋が広がり、背後には樽前山という秀峰がそびえる苫小牧市の西端にある樽前地区。地域唯一の小学校は、校区外からでも通える特認校で、全校児童約30人の小さな学校です。 すっかり落葉した森に囲まれた平屋の校舎に

        百年桜の緊急オペ 地域の力で再生へ

          【メルボルン便り】Home School Survival Pack!って、なあんだ?

          北海道苫小牧市でアートを通して地域や社会と関わる活動に取り組んでいるNPO法人「樽前artyプラス」。メンバーでオーストラリア・メルボルン在住の小河けいが、コロナ禍でロックダウンが続くオーストラリアの日々を綴っています。 ★樽前artyプラス  メルボルンのあるビクトリア州の日々のコロナ新規感染者が10名を切るようになってきました。ちなみにビクトリア州の人口は約649万人。 今もロックダウン中だけど、少しずつ少しずつ規制は解除されてきています。 ここ数年、「数字って、

          【メルボルン便り】Home School Survival Pack!って、なあんだ?

          【メルボルン便り】「ミーティング、あした、ある?」「つぎはいつ?」「あー、ミーティングたのしみだな~」と毎日、何回も言う娘は3才。

          北海道苫小牧市でアートを通して地域や社会と関わる活動に取り組んでいるNPO法人「樽前artyプラス」。メンバーでオーストラリア・メルボルン在住の小河けいが、コロナ禍でロックダウンが続くオーストラリアの日々を綴っています。 ★樽前artyプラス  ★ロックダウンの日々「オンライン授業編」 ★ロックダウンの日々「春の散歩編」 9月最初の週末、すっかり暖かく春めいて、ロックダウン(ステージ4)は解除されていないけれど、スーパーで見かける人、犬の散歩をする人、公園で立ち話する

          【メルボルン便り】「ミーティング、あした、ある?」「つぎはいつ?」「あー、ミーティングたのしみだな~」と毎日、何回も言う娘は3才。

          【メルボルン便り】「ほら。散歩行くよ!しばらく、おでかけできなくなるんだよ!」と言って散歩したのは、ちょうど1カ月前。

          北海道苫小牧市でアートを通して地域や社会と関わる活動に取り組んでいるNPO法人「樽前artyプラス」。メンバーでオーストラリア・メルボルン在住の小河けいが、コロナ禍でロックダウンが続くオーストラリアの日々を綴っています。 ★樽前artyプラス   ★ロックダウンの日々「オンライン授業編」 ロックダウン(ステージ4)が続く、メルボルンです。いつのまにか花も盛り、春です。 オンライン授業のサポートから解放される土曜日、久しぶりに少し離れたスーパーマーケットに車で買い出し

          【メルボルン便り】「ほら。散歩行くよ!しばらく、おでかけできなくなるんだよ!」と言って散歩したのは、ちょうど1カ月前。

          【メルボルン便り】「iPadは疲れたから、休みいると思う。テレビ見てもいいですか?」って言われも… 何と答えたらいいだろう?

          北海道苫小牧市でアートを通して地域や社会と関わる活動に取り組んでいるNPO法人「樽前artyプラス」。オーストラリア・メルボルン在住のメンバー、小河けいがコロナ禍でロックダウンが続くオーストラリアの日々を綴りました。 「ちょっと待って。待って。ミュートをオンにして。発表する人だけ、ミュートをオフにして。」※実際は英語です。笑。 朝のリビングルーム、賑やかな子どもたちとそれを遮る先生の声を聞くのが毎朝の日課になって...5週間くらい。 2回目のロックダウン中のメルボルンで

          【メルボルン便り】「iPadは疲れたから、休みいると思う。テレビ見てもいいですか?」って言われも… 何と答えたらいいだろう?

          アートフェス中止の告知をアートに

           新型コロナウイルスの感染拡大により、あらゆる催しが中止になっています。アートに関するイベントも例外ではありません。苫小牧市で7月25日(土)、26日(日)に開催予定だった「苫小牧アートフェスティバル2020」の中止も決定しました。感染予防のためには致し方ありません。ただ、フェスの運営に関わる私たちNPO法人樽前artyプラスは、実行委員会と話し合い、アートフェスの中止告知を作品化するプロジェクトを企画しました。中止を発表するだけではなくアートとして表現した、その思いを綴り

          アートフェス中止の告知をアートに