樽山とろみ

渋谷勤務 25歳女性です。 映画のことを書きます。 (洋画多めです。)

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最近の記事

「アナザーラウンド」を観る

やっと観てきました。 今年4月に行われたアカデミー賞にて一番印象的なスピーチをしたトマス・ヴィンターヘア監督の一本。 撮影中に監督の娘さんが亡くなってしまうというなんとも耐え難い悲劇に見舞われながらも、この作品に懸けたずっしりと重いものが伝わってきます。 "おじさん"が直面する人生に対する不安と孤独 これが大きなテーマです。 妻もいて、息子も2人大きくなって、教師という仕事もあるが、 妻とは気持ちがすれ違い、息子たちからも軽く馬鹿にされてしまいがち。 そんなおじさんが

    • かわいくない私が思うこと。

      “かわいい”の汎用性は日本語の中でトップクラスだと思う。きもかわいい、ゆめかわいい、あざとかわいい・・・ その便利さに乗じてか、日本社会のかわいい化は止まらない。 アニメや漫画のキャラクターたちの変化が顕著で、ポケットモンスターたちはどんどん目がクリっとしてきてあまり個性が窺えない。 (サトシも初期とは別人である。) なぜ、“かわいい”が正義なのだろう? "かわいい”が持つ力は、あらゆる人に対しての攻撃性・刺激を緩和させる。 今の10代、20代にはそのくらいが丁度いいのか

    「アナザーラウンド」を観る