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こどものおつかいを思い出そう

教える時は、こどものおつかいを思い出そうね。
今日はそんなお話です。

こどものおつかいって、例えばお母さんが子供に、
「牛乳1本と納豆3個入り1パック、にんじん1袋買ってきて!」
とお願いするとしましょう。
この場合、小学校5年生ぐらいなら、そのまま伝えれば問題なく買ってきてくれるでしょう。
ではこれが、小学校1年生の子供が相手だと、どう伝えるでしょうか?
買い物の内容を伝えるだけでは、心もとないと思います。
買ってくるものを伝えるだけではなく、メモを渡すとか、おつりとレシートを持って帰ってきてね、エコバックを渡して買ったものを入れてね、などなど。他にもいくつか指示を出す形になるでしょう。

このように伝える内容を、相手の立場を考えてお願いする必要があります。

仕事の場面でもそうです。私はシステムの操作説明をすることがあるのですが、パソコンの操作に慣れている方と、慣れていない方がいらっしゃいます。その場合、やはり伝える内容が違ってきます。
また、入社10年目の方と、入社2年目の方に対する伝え方も、習熟度によって違う形になります。

人それぞれに個性があり、覚えるスピードにも早い遅いがあるのです。
でも皆さん、それを忘れてしまいがちです。

「自分がもし初心者だったら、どこで困るのか?」
「自分が実際に使った時に、つまずいた場所はどこか?」

教えるポイント、見落としそうなポイントをしっかり抑えた上で、相手に伝えるようにしましょう。

「はじめてのおつかい」のことを思い出して。

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