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教える時に、答は言わない

教える人は、教える時に答を言ってはダメなのです。

何故かと言うと、相手は答えを待つようになるからです。
そうすることで、思考が止まってしまいます。
答を求めて、相手の指示を待っているようでは、それこそ「指示待ち人間」になってしまいます。

自分で一人で歩くときは、自分で考えて行動をする必要があります。
では、教える時にはどのようにすれば良いのか?

野村克也さんも「能力を引き出す三原則」として、以下の三つが大切と説かれています。
「教えすぎ、言い過ぎはダメ」
「実戦で成功体験を積む」
「正しい努力、目標設定をする」

この中の一つ、「教えすぎ、言い過ぎはダメ」の部分が、一つの答だと私は考えています。

具体的には、私が教える時には「どう思う?」とか、「わかるかな?」と言って、相手に質問を投げかけることが多いです。
また、占いをする際にも、ある程度カードを読み、内容を伝えたら、意識的に黙ることもあります。

そうすることで、相手は必ず考えます。考えて、何か言葉を発するのを待ちます。
そして考えた末に、何かの気づきが出て来るのです。

そうなんですよ。
教える人は、「気づかせ屋」なんですよね。

あともう一つ大切なのは、相手のことをしっかりと観察することです。
何故なら、教える方としては、感想を求められた場合にはきちんと答える義務があるからです。

相手に気づきを与えるために、答えの周辺を見るのも一つですが、
本質の部分を気付かせることも大切です。
全体の大枠だったり、途中のプロセスをを確認することもしていきましょう。

今日は教える側の話になりましたが、普段の生活でも意識すべき点です。
子育てだったり、友人の会話の中でも教える場面は出て来るでしょう。

相手に教える時には、相手の成長を促すことを考えて行動をするようにしましょう。

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