占い師が伝える理想と現実のお話

占いをしている時に、占い師さん側の助言として理想的な形をふわっと語る人が居る。
その一方で、地に足のついた形で現実的な話をする占い師さんが居る。

よく、「どちらの占い師さんを選べば良いか？」と言う話になるのだが、結論としてはどちらも正解である。

なぜなら、正解は相談者が決めるからだ。

相談する側にとって、夢を見させてくれるような話をする人が、自分が動く原動力になる。感覚的に合う形で話をしてくれる。
そう感じるのであれば、理想を語る占い師さんを選ぶのが良いだろう。

一方で、自分の今に合った形のアドバイスが欲しいのであれば、現実的な話をする占い師さんを選ぶ方がしっくり来るだろう。

このように、どちらのタイプの占い師さんが良いのか？
それは受け手が考える部分であるから、正解は人それぞれなのだ。

もし、占い師さん選びに迷うのであれば、こちらにまとめているので参考にしてくださると嬉しい。一年前に書いた話で読み返してみると、もう少し付け加えたい話もあるのだがそれは今度付け加えることにする。

それはさておき、占い師さん側の話をすると、自分が理想を伝えるタイプなのか、現実を伝える方なのか。

これまでの占いを振り返って、きちんとどちらなのタイプなのかを把握しておくべきだ。
そして、伝え方について考えた方が良い。なぜなら、それが占いの技術を上げる近道になるからだ。

もちろん、両方が出来る人も居る。具体的には、相手を見た上で伝え方を変える人である。これは少数派だが居たりもする。
両方できるのが理想なのかも知れないが、私はそれを追う必要はないと考えている。だって、伝わることや響くことが大切なのだから。

私の場合は、超のつく現実派。現実に即した形でわかりやすい形で伝えようとするタイプの人だ。

具体的には、これまで生きてきた経験や社会人での経験、そして占いの経験が糧となり、地に足のついた形で自分の考えを築いているのだ。

もちろん、私の考えが一般論から外れている部分もある。でも、一般論をきちんと理解した上で私の場合はこうだと伝えている。

結果を伝える時は、もちろんカードの話が最優先。
そこから上手に相談者の話とうまくつなげることを考えながら伝えるのだ。

だから私の場合、「風の時代だから、あなたも行動をしなきゃダメなのです」みたいなアドバイスはしない。

私自身、風の時代を理由にしてアドバイスをするのは、何にでも使えるうま味調味料で誤魔化して料理を作っているように思えるから、そんな形で伝えたりする事は絶対にしない。

厳しい書き方をするが、私からすると理由を「風の時代だから」と言う占い師さんは、ただの逃げだと思っている。

よく考えてみると、我が家にはうま味調味料はない。料理をする時に、きちんと調味料を使い分けて、分量は大雑把だけど測って、使い方を考えて調理をしているのだなと思ったりもする。

調味料の話を出してしまったが、なぜこの例えを書いたかと言うと、理想と現実を伝える使い方は、料理の調味料の使い方に似ていると私自身が感じているからだ。

理想を伝えるか、現実を伝えるか。何度も書くが、どちらの伝え方は正しいとは言わない。
でも、きちんと伝えて、相手に響くような形にしたいと切に願う。

ちなみに今日は明治神宮に行き、境内で神様にも、私の守護にも言われたので、書き留めておく。

「あなたが助けるべき人は、まだまだたくさん居ます」

なので、これからも占い師さんとしてきちんと占いを、そしてお話を伝えられるように精進いたします。