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不労所得欲しさに「不動産投資」に手を出し4,000万ローンを抱え家庭崩壊しかけた平凡サラリーマンの末路②

【なぜ手放すことになったのか】
そんなこんなで、2部屋所有し月々2,809円の赤字を垂れ流しながら2年くらい経過したある日、
2つ下の妻から見覚えのある契約書を目の前に突きつけられました。

嫁:「この契約書ってローンを組んでマンション購入したって事?」

私:「おーん?あれー?言ってなかったけ?そうだよ」

嫁:「聞いてないし、結婚前に借金あるなんて聞いてない。しかも2個のうち1個は結婚後に買ってるじゃん」

私:「別に給与から返済してるわけじゃないし、節税になるし、保険代わりになるし、めっちゃいいんよ!」

嫁:「・・・」

大喧嘩勃発です。地獄です。
そう、私は結婚する時も、結婚したあとも、子どもが産まれる時にも投資用マンションを所持している事を妻に告げていませんでした。

そりゃ怒りますよね。笑
あれだけ借金は無いか?と聞かれ、無いと答えて結婚したのに、実は4000万の借金がある人が急に目の前に現れたのですから。
という事で、即刻、妻側の両親へ報告がいき、事情聴取が始まりました。
今思い出すだけでも身震いが止まりません。
大人になってから、あれだけ怒られた事はありません。
普段大騒ぎしかしない1歳の息子が初めて「空気を読む」を覚えた瞬間でもありました。
多少の反論はしてみたのですが、やむ無く撃沈。
早々に売却する事になった、という事になりました。

【売却への茨の道】
という事で、売却に向けて動き始めた私なのですが、
購入したのも適当だったので売却方法も何も知りません。
とりあえず、購入した時の不動産屋に相談をしてみると、

「お困りでしょうから、現在のローン残債で買い取ります」

こう言っていただけたのです。
なんてラッキーなのでしょうか!
色々調べているとサブリース物件はどこも買取りを嫌がると書いてある事が多かったので、苦労するだろうなと思っていた矢先のいい返事でした。

仕入れの関係で1部屋ずつしか着手が出来ない、そう言われたので、まずは結婚後に購入した方から着手する事になりました。
不動産屋の指示通り手続きを進め、約束通りローン残債で買い取ってもらいました。
妻さんも安堵しております。

さて、トントンともう1つの方も売りましょう、と不動産屋に投げかけ、手続きを進める事になったのですが、、、、、

、、、、

1ヶ月

2ヶ月経っても

連絡が取れなくなりました・・・。

飛んだんか?と半信半疑になっているとある日、
不動産屋から着信が入りました。

不動産:「なかなかご連絡が出来ておらず申し訳ございません。あれから色々と弊社側の事情も変わりまして、ローン残債で買い取るとお伝えしておりましたが、それが難しくなりました。ご理解いただけますと幸いでございます」

私:「ふぁっ?!」

不動産:「まだ売却の契約書も結んでおりませんでしたので有効かと思われます」

私:「ふぁっふぁっ?!」

不動産:「(ダンマリ)」

私:「いや、おかしいですよね。2つともローン残債で買い取っていただけると言っていましたよね?それを信じて連絡が取れない数ヶ月信じて待っていたんですけど、どうゆう事ですか?」

不動産:「申し訳ありません。現在の弊社の状況から◯◯万円(ローン残債より200万程度下回る額)での買取価格が限界値でございます。そもそも1つ目も赤字を出してローン残債で買い取りましたし、そのあたりも考慮いただけないと困ります」

私:「あの、申し訳ないのですが到底納得出来ません。
そちらが赤字になるかならないかなんて私には関係ありません。なんならローン残債で買い取っていただけるという証言の録音も撮っているんですけど、それでもそうおっしゃりますか?」

不動産:「・・・はい。申し訳ございません。」

私:「もういいです。あなた方とは金輪際、付き合う事はしません。1つ目をローン残債で買い取ってもらった事は感謝しますが、その後の対応は正直残念なところばかりでした。同じように苦しむ方が増えない事を願うばかりです」

不動産:「まあ、他の業者をあたってもどこも弊社が提示した額程度かと思いますよ(ガチャ)」

詰んだ。
やり口ヤクザやん。きつ。
本性出してきたやんけ。

唯一頼りにしていた不動産屋に裏切られ、売却の術を封じられてしまいました。
1つ目がとんとん拍子で売却出来たからと油断していました。
裁判でもなんでもしてやろうかなとも考えたのですが、その労力と対価が見合わないと制止され、その不動産屋との付き合いは断絶する事にしました。

さあ、1から売却を引き受けてくれる業者探しの始まりです。

とりあえずネットを片っ端から調べ、何個か問い合わせ、からの見積もりをもらい、とある1社と話がまとまりました。
売却金額はローン残債から50万円上乗せした金額。
浮かれるのも束の間、痛い経験をしているので慎重に事を進めます。
念には念を何度も新しい不動産屋にこ「の金額でいいのですね?」と確認し、契約書にサイン。
結局、ローン残債から80万円も上振れて買い取っていただける事になりました。

数週間後、無事に引き渡しも完了し、これにて2個分の売却が完了となりました。
こんな経験2度としたくありませんね。

次号へ続く。

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