見出し画像

野球を撮るときのISO感度は?

前回の「シャッタースピード」に引き続き、今回も正解のない記事になります。…が、オート撮影よりもマニュアル撮影を推したいキャメラマンとしては、あくまでも参考のひとつまでに私が撮っているときの設定をご紹介してみようと思います。

ちなみに、屋内球場・屋外球場、また球場ごとの照明によっても設定は変わってきます。今回は参考までに屋内はペイペイドームの場合をイメージして書いていきます。

ISO感度とは?

Nikonの公式サイトには、こんな風に書いてありました。

ISO感度とはデジタルカメラが光をとらえる能力を表す値です。
デジタルカメラは、撮像素子に当たった光を電気信号に変えて処理します。
ISO感度を上げることは、電気信号を増幅することです。

電気信号…?ご安心ください、私も理解できていません。引用しておきながらディスるのもアレですが、どうしてカメラの用語というのはこうも初心者キラーなんだろうと頭をかしげる日々です。

ということで、公式に叱られそうなくらいざっくりと書きます。
●ISO感度を上げると暗い写真が明るくなる
●ただ、ISO感度を上げれば上げるほど写真はザラザラになるノイズが目立つ、ともいいます)

暗い写真よりも明るい写真のほうがいい理由は下記記事の「シャッタースピードとは?」に書いていますので、合わせてどうぞ。

詳しく知りたい方は「ISO とは カメラ」で検索するとそのからくりを分かりやすく書いたサイトがゴロゴロ出てくるので見てみてください。(丸投げ)

野球を撮るときのISO感度とは?

野球を撮るときは総じてISO感度が高くなりがちです。(※屋外球場のデイゲームを除く。除く理由は後述します)

なぜなら、シャッタースピードの話とリンクしますが、シャッタースピード1/800~1/1250ととても早い速度でシャッターを切るため、写真はどうしても暗くなってしまいます。そこで、ISO感度を上げて写真を明るくしていくというわけです。

屋内球場でのISO感度とは?

ペイペイドームで600mmのズームレンズ(F値は4.5‐6.3)で撮っているときの私のISOの設定はだいたい4000くらいです。今まで印刷してみた中で、A4サイズに印刷する場合はISO 4000なら辛うじてザラつきが分かりません。

ペイペイドーム以外の照明が暗い球場でやむを得ずISO 6400でシャッターを切ることもありますが、SNSにアップする分(画像サイズは縦横1,000px以下のイメージです)には差し支えませんが印刷するとやはり画質の荒さが目立ちます。せっかく重たいレンズを担いで推しを撮るわけですから、ちょっとでもノイズが少ない方がいいですよね。

ただ、一部のミラーレス一眼レフカメラでは感度があがっていることでISO感度が10000を超えてもザラつかないこともあるので、ISO感度による写真のザラつきはカメラ本体に依存している部分もあります。

ちなみに、F値が2.8という神がかった300mmのレンズで撮るとISO感度1000とかで撮影できるのでポスターサイズに引き伸ばしてもキレイな写真になります。…が、中古車買えちゃう値段のレンズを持ってる廃人がそんなにたくさんいないので詳細は割愛します。

屋外球場でのISO感度とは?

屋外球場の晴れたデイゲームでは、上記と一転ISO感度が限りなく低くなります。真夏の快晴の日だとISO最小値の100でシャッターを切っても明るくなりすぎることも。(ちなみにその場合はシャッタースピードをより上げることで写真を暗くして調整します)

逆に、屋外球場の場合は、ISO感度は100にしたまま ある程度シャッタースピードを上げても写真がザラつくことはないため屋内球場に比べると写真は撮りやすいです。熱中症などのトラブルを除けば、初心者の方には屋外球場でいろいろ撮ってみることをおすすめしたいところです。

ISO感度の設定で注意したいこと

そのうちレタッチの項目で改めて詳しく書こうと思いますが、写真が「明るすぎる」か「暗すぎるか」、どちらが修正がきくかというと、圧倒的に「暗すぎる写真」のほうがレタッチでなんとかなる場合が多いです。

ISO感度の設定に迷って、写真が暗くなり過ぎた場合は後のレタッチでなんとかなりますが、明るすぎて白飛びしてしまった写真はどうにもなりません。暗い写真は加工で明るくすれば色味が出てきますが、白い写真は色データが消失しているため どんなに暗くしようとも色味が存在しないのです。(書ききれないのでレタッチの項目で詳しく)

以下、貴重な2ショットかつ被写体が良すぎるという意味で“イイ写真”ではありますが、写真としては少々明るくなりすぎた場合の写真です。

画像2

一方、明るいことに焦って暗くしようとした結果、暗くなり過ぎた写真が次の1枚です。

画像1

ちなみに、この場合もそうですが試合を撮るときも、設定ミスに気付いたとしてもISO感度をいちいちいじっている時間はないので、この場合は急遽シャッタースピードをものすごく上げています。

何度か繰り返して撮るうちに、同じ場所で個人的にちょうどいいなと思う明るさが以下の写真です。

好みはあると思いますが、どの写真もISOは最低値の100。シャッタースピードの速度を変える(シャッターのリングを指で回す)ことで明るさを調整しています。


こういう失敗例の写真をサクッと貼れるほど、割と最近になってもISO感度の設定をしくじってシャッターを何枚か無駄打ちすることはよくあります。言い換えると、シーンが目まぐるしく変化するスポーツ写真においては設定を間違ってもいいからとにかくシャッターを切った方が絶対に吉です。

ISO感度とシャッタースピードのバランスは慣れの部分も大きいので、まずは色んなシチュエーション(屋内・屋外・ナイター・デイゲーム等々)で写真を撮ってみてください。

頂戴したサポートは日々の撮影活動および個展開催費用に充てさせていただきます。ありがとうございます。