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[コラム]ブックカバーチャレンジ(1)

おはようございます!  コロナで巣篭もり中、随分といろんな人がこの「ブックカバーチャレンジ」をやっていて、「大変そうだな」なんて外から眺めつつ、いろんな人の本棚の中だったり、その人の人となりが知れたりだとかして、とても面白く「読者」としては読んでたな と思っていました。

それが、先週、顧問をやっているペーパーロジック株式会社の立石取締役より、「ブックカバーチャレンジふりますので、お願いします!」との連絡があり、Facebook上で正式に振られました 笑

なので、「これは真面目に書こうかな」と思って、7つ本を紹介していこうかと思います。

今日紹介する本

今日紹介する本は、これです!

そうです。横山光輝の三国志です! 子供時代、本を読みまくっていた時代に、「学研の科学マンガ」シリーズだとかを伝記だとかを読みまくっていましたが、確か小学校1年生の時に出会ったのがこの本です。

この本に出会ったきっかけ

きっかけとしては、うちの父(当時でも今の僕より10歳以上年下)と叔父が歴史オタク的に歴史の本が好きで、家にたくさん本や百科事典があったのですが、それを興味を持って漁っていた僕を面白がったのか、中国史の本(項羽と劉邦 や 十八史略、水滸伝 など)を色々買ってきた中で、漫画で買ってきた最初の本が、この本でした。

軽く内容紹介

ゲームなどにもなっていたり、今年は大泉洋主演でパロディ的な映画もやるらしいので、三国志自体は広く知られている話だと思いますが、基本的に、横山光輝の三国志は、劉備玄徳(りゅうび)が、黄巾の乱で苦しんでいる民衆を救うために立ち上がるところから始まり、彼の視点で当時の中国史が展開されていきます。また、途中で諸葛孔明と出会い、最後、59巻目で諸葛孔明が死ぬまでの流れまでが物語の流れです。(60巻はエピローグ的な役目なので、本筋には入れていません)

この本で得たこと

個人的にこの本で得た大きなことは、「歴史」と「中国」というものに興味を持つ大きなきっかけになった ということです。ただただ本を読むのが面白くて読んでいましたが、特に歴史は、人間の行動や意思決定などでその後の展開が変わっていくこと。そして、人間の性格だとかキャラクターだとかを見てて、人間というのは合理的には動けないものなんだな、と特に「劉備」を見て思っていました。

あと、子供ながらに「酒」は怖いな、なんて思ったりしました。酔っ払いすぎて城を取られてしまった「張飛」。その時に学んだはずなのですが、のちに、酔っている間にパワハラをしていた部下に殺されてしまう。なんてことがあったりして、結局人間のキャラクターというのは変わらないものなんだなと思ったり、子供ながらに面白く読んでいました。

その中で「歴史=人間ドラマ」という認識が自分の中で確立し、歴史小説でも人間が描かれているものが好きで読んでいました。また、歴史を学ぶ際にも、「戦争=人間の何かしらの欲が絡んで起きるもの」という切り口で覚えたり、「芸術が栄える時、必ずバックに金持ちのパトロンがいる」とか「宗教改革が起きる時=金儲け主義に走った教会の腐敗」だとか、人間の欲とか感情とかそういうところから見るようになりました。(そのせいか、数学や理科は嫌いでしたが、国語(現代文)や歴史は好きな科目でした。)

おわりに

僕が最初に出会った本で、印象に残っている本として、横山光輝の三国志を紹介しましたが、この時の歴史好きが功をそうしたのか、後に、世界史が超得意科目になり、そのおかげで第一志望校に合格、その後中国政治のゼミを履修し、大学院でも東アジア研究のゼミに入り、果ては台湾に留学する まで、この本は僕に大きな影響を与えたと思います。(ただ、食わず嫌いというわけではないのですが、キングダムにはまだ手を出していません。多分ハマると思うのですが)

誰に振るか?

1冊ごとに1人振らなければならないというルールがあるようですが、結構周りの友人がやってるので、7冊全部紹介してから、誰かに振ろうと思います!


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