見出し画像

日本政府と日本銀行。(1)

毎日の生活。
太古からの自然気候、農耕技術、そして言葉などなどを僕らは利用して毎日の暮らしが可能になっています。

現代においては、生まれる前から母子手帳により命が把握され、食べ物の安全基準、道路交通法、はたまた電波の規制などもう限りないルールの上に成り立ってます。死んだ後、骨をどうするか?まで自分の意思通りにはならず、法律を守る配慮が必要な訳ですね...。

で本題。日本国政府はそれら僕らの毎日を支え、そして強制的に制約する権利をもつ存在として強烈に存在します。
 僕らが関心を持とうと持たまいと。

<日本政府の様々な側面>

政府とは「法律的な強制力」がある主体でもあるし
「強制力を行使する実行力(警察や警備隊等)を持つ」、「税金を徴収する権利がある」などなど
政府の役割や機能はいろいろと表現できる訳ですが、「お金の流れ」でとらえることもできます。

<政府は財政活動を行う主体でもある。>

財政主体の国の現金は国庫のみ

(*画像クリックすると財務省へ)

<国庫とは国のことである。>

下記は財務省HP掲載。『国庫とは財産権の主体としてとらえた場合の国のこことです。』

国庫とは

『財政の面からみた国家を「国庫」と呼ぶ。』
・・・省略なしの原文=「このような財政活動の機能の主体としての国家を、他の立法・司法等の機能の主体である国家から区別して、「国庫」と称しているのである。」(理財局国庫課課長補佐の原文コチラ

<国庫の多くを一元管理するのが日銀>

国庫の内、現金、預金、一次保管している供託金などがあります。
注:現金だけでなく預金も、日本銀行の「政府預金」として管理されています。

言い換えると、日銀がミスをして政府預金を無くしちゃうと「(財政の面から見た)日本政府がその分消えちゃう」ってことです。

すっごく大事でしょ。どう考えても。

だから、当然ながら日銀は日本政府の一機関と言っていいですよね。

そして、社会全体でお金の流れを考える際には
「日銀は政府の一機関として、民間とは違って」
「政府と日銀は一体として」把握するのは当然だと思います。

そういう考えを”統合政府”と言います。

『政府と中央銀行を統合して扱うことは、
しばしば主流派経済学のモデルで見られる手法』(松尾匡、2019)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?