菊花賞 2021 予想

菊花賞 阪神3000m

木曜の昼下がり、枠順発表に今週もまた頭を抱えることになった。
後で触れるけど注目していたのはヴィクティファルスとグラティアスの2頭。
そしたらよりにもよって2頭仲良くピンク帽に入ってしまったんだ。
2頭に限らず上位人気が予想されるステラヴェローチェやオーソクレースも外枠に入って結構難解な枠順になった印象だね。

今年の菊花賞の変更点は京都3000mから阪神3000mになったこと。
距離以外に共通点を見つけることが非常に難しいくらい別物のレースに変わる。
直線平坦の京都と急坂を2回上る阪神内回りでは、当然後者の方がタフなレースになる。
参考になりそうなのは同コースで行われる阪神大賞典。
どのくらい変わるか阪神3000mの阪神大賞典と従来の菊花賞を比べてみよう

菊花賞
2020年
12.8-11.9-12.1-13.3-12.1-11.9-13.1-12.4-12.5-12.7- 12.9-12.2 -11.8-11.6-12.2
上がり3F 35.6 1着馬3F35.2

2019
12.9-12.4-12.3-12.6-12.2-12.2-12.7-12.7-12.5-12.8- 12.5-12.0 -12.0-11.8-12.4
上がり3F 36.2 1着馬3F35.8

2018
12.8-11.9-12.5-12.9-12.6-12.4-13.3-13.0-12.8-12.7- 12.8-12.2 -12.2-10.7-11.3
上がり3F 34.2 1着馬3F33.9

阪神大賞典
2020年
13.2-12.2-12.3-12.2-12.7-12.4-12.2- 12.4-11.6 -11.7-11.9-11.9-11.8-12.0-12.5
上がり3F 36.3 1着馬35.8

2019 (稍重)
12.7-10.8-11.4-12.1-12.3-12.9-12.0-13.0-12.7-13.0-13.0-12.6-12.5-12.1-13.4
上がり3F 38.0 1着馬37.6

2018
12.8-11.4-11.7-11.8-12.4-12.3-12.6- 13.3-12.8 -12.3-12.0-11.8-11.9-12.0-12.5
上がり3F 36.4 1着馬35.8

ご覧の通り、菊花賞よりも阪神大賞典の方が上がりがかかる傾向にある。
一番注目してほしいのはラップの中の太字箇所。
ラップが早くなる=スパートポイントなんだけど、阪神大賞典の方がスパート地点が手前になりロングスパート戦になりやすい。
2018年は特筆すべき加速地点がないが、最後2F12.1-13.4という見事な失速ラップを見るに、結局は最後バテバテのスタミナ比べになるロンスパ戦であることが分かる。
近年のスピードが求められるレースから、ゴリゴリのスタミナ勝負のレースに変わるんじゃないだろうか。
切れ味やスピードが主体の現代競馬では好まれない「ステイヤー性」が試される、昔の菊花賞のようなイメージだね。

そういうことで長距離血統、長距離実績馬、上がりのかかるレースで好走歴のある馬を狙ってみたい。
上がり33~34秒台を使う、おそらく多くの人がイメージする典型的なディープ産駒のような馬は割引きたいね。
そんなことを書いておきながら出しづらいんだけど本命は◎5レッドジェネシス。しかもバリバリのディープインパクト産駒で母父Storm Catという黄金配合だ。しかし実績を見ると、上がり3F35秒以上をマークしたレースに好走歴が集中している。
道悪の前走神戸新聞杯での2着、3コーナー手前から動いてロングスパートで押し切ったゆきやなぎ賞があるように上がりがかかる展開は歓迎。3歳3月の時期に2400mで強い競馬ができるのは強いスタミナがないとできない。

上がりの点だと人気馬では18オーソクレース。なんで大外枠なんだよ。
ホープフルS、セントライト記念でそれぞれ36.7,35.3と上がりがかかる展開で好走できている。
長期休養明けの3歳初戦でいきなりここまでやれる地力には期待できる。
母は稍重での2200mG1を2勝したマリアライト。母父のエルコンドルパサーが強く出ているのか時計がかかっても対応できるスタミナがあり、そこにエピファネイアを付けた配合ならスタミナ勝負ではプラスに働くはず。後は大外枠をどう克服するか。ルメさん頼むよ。
個人的に2歳時に世代で一番期待していた馬、頑張ってほしいね。
人気薄だと10モンテディオにも注目。
八甲田山特別は落鉄でノーカン、青葉賞は大外枠に泣いて8着ながらに0.4差と内容は悪くない。
成績も安定していて、上がり37.5でルスツ特別を勝利するなど上がりがかかる展開での適性は見せている。池添Jから和生Jへの乗り替わりがどう出るか。抑えて損はなさそうな1頭ではある。

血統的には最初に名前を出したハーツクライ産駒からグラティアスと17ヴィクティファルス
特にヴィクティファルスは超ハイレベル戦共同通信杯組の2着馬だけに実力はあるはず。運が悪かったり展開に泣いたりと馬柱を汚して人気を落とすであろう今回狙いたかったけど、外枠なのが残念。
展開の助けと池添Jの好騎乗があればワンチャンという感じ。
グラティアスは内枠なら狙えたけど外枠はキツイので消しで。
そこにもう1頭穴で8エアサージュ
2600mの札幌日刊Sを逃げ切り、洋芝コースで2連勝。父ロベルト系にミスプロのクロス4×5×4持ちのパワータイプ血統は面白いのでは。

その他は嶋田J→田辺Jに乗り替わって強いのがついにバレてしまい、今回良い枠を引いた2アサマノイタズラ
春2冠上位がステラヴェローチェ以外出てこないこともあり実力上位の3タイトルホルダー
タイトルホルダーの前走大敗は武史Jのドン詰まりがあったのでノーカン。
1番人気が予想されるステラヴェローチェが一番強いのは多分そうなんだけど、良馬場で早い時計に対応できて且つ速い上がりが使えるというタイプは今回求められる適性とはズレると考えるので思い切って消し。
これで連に絡まれたら素直にごめんなさいという馬券を組んでみる。

本線は馬連 オッズ見ながら傾斜をかけたい。
5-2,3,8,10,17,18
人気薄はワイドメインで抑える。この3頭への馬連はボーナス感覚で小銭で
5-8,10,17

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