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牛タン定食のこと

 いつものことですが、何のエビデンスもありません。聞きかじりの話がベースです。
 牛タン定食に対して「美味しい」「贅沢」「高級」などの表現や評価がつくことに「違和感」を感じてしまいます。

「本来、そういうコンセプトの料理じゃないでしょう
「旨い」「安い」「腹一杯」が牛タン定食の本質ですよね」

「お腹を空かせた労働者に、肉とご飯を腹いっぱい食べさせたい」
そういう創業者の想いから、生まれた料理ですよね。

 だから、一般的な料理店が扱わず、捨ててしまうくらい安価な「牛タン」「テール」
銀シャリは高いから、安い「麦飯」
労働者のために「塩分補給」、そして「飯が進む」ための「塩辛い味噌や漬物」を付けているのですよね。

 このような創業者の想いと離れてしまうことに、寂しさを感じるのです。
「美味しい」「贅沢」「高級」などの進化を否定している訳ではないのです。そういう進化も事実でしょうし「食べやすい柔らかい牛タン」を高級な雰囲気で楽しむのも素敵なことだと思います。

 けれど、筆者の中では「安くて固い肉」を包丁の切れ目や焼き方で食べやすいように工夫するけど、厚みというボリューム感を残すため、少し歯応えが残る大きめの肉にかぶりつくスタイルが好みなのです。
 おかずとのバランスを計算しながら、ワッシワッシとかっこむ麦飯が好きなのです。
 その姿を満足そうに見つめる料理人の姿を美しく、尊い光景と感じるのです。
 牛タン定食という料理の本質を味わい続けたいと考えてしまいます。

 しかしながら、庶民の味方であるはずの、蕎麦や寿司、串揚げなども、時代とともに高級化しているようですので、牛タン定食も正しい進化をしているとも言えるのですが、進化に加えて、文化も大切にして欲しいのです。
 そういう意味では、昔の「飲みにくい味のホッピー」が、文化的で大好きでした。
 ダイエットを始めたせいか、唐突に食べ物の話をしてしまいました。
 ダイエットは始めましたが、公タマ伝の続編は、まだ食指が動きません。

 見出し写真は、数年前の「仙台光のページェント」です。一緒に観ていた方は、その後、私ではない人と結婚し、子どもも産まれたと聞きました。

 なお、一緒にいたのは仕事仲間の男性で、もちろん恋愛関係はなく「松島に、牡蠣食べ放題いきましょう」からの「せっかくなので光のページェント」ということです。振られたのでもなく、降りたということでもありません。遊び相手です。



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