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【創作大賞感想】#クジラ短編集

 私が「ファンタジーの名手」とお呼びしている、大好きなクリエイターの「mikuji58さん」が創作大賞にエントリーしてくださいました。私にとりましては待望ということになります。その1作目がこちらの「クジラ短編集」です。

 感想文とはしていますが、ネタバレはありませんので安心して本稿をお読みください。
 もともとmikuji58さんのファンなので、この作品もとても心地良く拝読させていただきました。タイトルのとおり「くじらが登場するお話を集めて一つの作品」として「ファンタジー小説部門」での応募となります。

 これまでnoteで公開しているお話と新作を組み合わせての「くじらシリーズ」、第1話の「小さいクジラと海賊船」からもう「mikuji58さんの世界」がしっかりと確立しています。
 優しくて温かくてとても優しい世界
 mikuji58さんのファンタジーには多くの「人外の生き物」が登場します。この「人外の生き物」に対する視線、「人外の生き物」が人間に向ける視線が共に優しいのです。時にすれ違うこともあり、少し悲しいこともありますが、その世界はとても優しく心地良い読後感、安心感に包まれます。

 人の世の悲しみ苦しみを包み込むような癒しの世界が存在しているように感じます。

以前、こんな記事を上げていました。

 この時はmikuji58さんがkindle出版されている「イルカの恋は涙色」を推させていただきました。というのは私が新作を読みたいという我儘で、新作を書く労力を押し付けるのは良くないことと考えたからです。
 それでもmikuji58さんの作品をより多くの方に読んでいただきたいという想いもあり、リクエスト記事を書いてしまいました。

 このリクエストに対する「回答」ということではないと思うのですが、予想以上の素敵なリターンがこの【クジラ短編集】と思うと、ニヤニヤが止まらないどころか、最近悪化していた不整脈も落ち着いてくるほどの癒し効果です。
 
 ちなみにmikuji58さんのアイコンは「くじら」です。mikujiのkujiはくじら由来です。
 そうですmikuji58さんはくじらが大好きなのです。くじらグッズもたくさんお持ちのはずです。なお、58は「ゴーヤ(苦瓜)」由来という記事を読んだ気がします。
 そういう意味でこの【クジラ短編集】は、

 くじら好きの くじら好きによる くじら好きのための小説

ということもできるかもしれません。もちろん、くじら好きな方だけではなく
 海が好き、生き物が好き、ファンタジー小説が好き、優しい話が好き、掌編小説が好きなどは勿論、老若男女問わず楽しんでいただける作品だと考えています。
 短編集なので第1話(前後編)を除くと、どのお話からでも楽しむこともできるという読みやすさもあります。是非、第1話とそこに含まれる第2話以降のリンクにある概要をお読みいただき「mikuji58さんの世界」を楽しんでいただきますようお願いします。

 余談ですが、私が書いた「銀山町 妖精綺譚」というお話は、舞台となる奥会津や登場する妖精など、mikuji58さんから大きな影響を受けておりまして、mikuji58さんとの交流が無ければ書くことができなかった作品になります。
#何を書いても最後は宣伝
 こちらの作品もお読みいただきますようお願いします。
 https://note.com/tarofukushima/n/n38704cfa4a1c



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