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また、負け戦だったか

 黒澤明監督の「7人の侍」から、台詞をお借りします。

 本日、人事当局から『営利企業への従事等の許可について』という大変ありがたい文書を賜りました。
 書籍販売について「許可」をいただきましたので「公タマ伝」及び「福島太郎」について、「公認」を得たということになると思います。

 この、有り難き「許可書」について、平身低頭、低頭平身、恭しく頂戴いたしました。
 全く異議はございません、謹んでお受けいたします。
 私のごとき、卑賤の者の振る舞いに対し、寛大なお心でお許しをいただきましたことを、御当局に対しまして、心より感謝申し上げます
 今後におきましては、この御恩に報いるべく、粉骨砕身、不惜身命、質実剛健、汚名返上、名誉挽回、抱腹絶倒、七転八倒、精一杯、オツトメさせていただきます。
 本来であれば処罰を受けてもしかるべきところ、恩赦に対し心から感謝申し上げます。 


とでも..............申し上げればよろしいですか。


これが、お前らのやり方かー! このバカチンがぁー!


と叫んでみますが、典型的な「負け犬の遠吠え」ですね。

 ま、負け惜しみ半分、強がり半分で申し上げますが「負け戦」も良いものですよ。「勝ち」は素晴らしく、賞賛されるべきですし、目指すべきものとは思いますが「負け」にも「価値」はあると考えています。
 次に勝つために何をすべきか、負けを生かすために何をすべきかを、考え、行動する糧になりますし、「敗者」の先には「勝者」がいるわけですから、勝者を生みだせたことも、価値ある行動だと思うのです。

 さて、勝負というものについて必勝法はありませんが、負けない方法はあります。「戦わないこと」です。

 いつもどおりエビデンスはありませんが、筆者の経験として、公務員の方は「負けないために、戦わない」ということを選択する方が多いと感じています。
 戦わず、引き分けで良し、勝ち点1を獲得して、満足そうに「負けませんでした」、という感じです。
 仮に勝負をしたとしても「1-0」で良し、先制点を得たら「守って、守って、守り抜く」、これで「勝ち点3を獲得しました」、という感じです。
 「それって、楽しい?、面白いの?」
 勝負は「相手」がいる話ですので、相手により戦術も戦略も変わると思うのですが、公務員の戦略は「戦わない」「前例踏襲」が多い気がします。

 偶には戦え、魂で戦え、それで負けても良いじゃない。

 負けたら負けたで、それをネタにして楽しく過ごしたら良いじゃない、と考えてしまう筆者は、この業界では、変な存在です。

 さて、今回、筆者の書籍販売について「許可」という利を得ましたが、「理」では「負けた」気分です。
 重ねて、負け惜しみになりますが、筆者の「負け」が後に続く方の糧になれることを願い、「価値」のある負けになることを願っています。
 俺の屍を越えていけ!です。

 

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