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外伝を纏めたマガジン

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創作物語を完結させた後に、外伝として投稿したものをここに纏めておきます。 なるべく、単話でも楽しめるように努力してはいますが、電子書籍化した本編を読んでいただくと、より楽しんでい… もっと読む
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記事一覧

【創作】8.5話 暗路

【前説】  拙著「恋する旅人」に収録している「題名のない物語」の外伝です。時間軸としては…

【球春】黒田が野球に着替えたら

 日本語としてはおかしな題名ですが、「彼女が水着に着替えたら」をパクりたかったのです。内…

【駄文】ネタ供養 没にした第5話

 ネタ供養というのは「あおはる」さんが以前企画した『メモをとったけど結局記事にならなかっ…

【創作】外伝1 乾杯 題名のない物語

 着替えてリビングに入ると、テーブルの上に見慣れぬダンボール箱があった。送り状を確かめよ…

【駄文】題無物語 著者インタビュー

「題名のない物語WSS」のキーパーソン 中村です。今日は電子書籍発刊の前祝いとして、著者イ…

【創作】銀行員 鈴木 仁

 午後の始業を告げるチャイムを聞き、鈴木は瞼を開くとマウスを動かしてPCのスリープ画面を解…

【創作】工場長 加藤 清彦

 黒田製作所物語をお読みいただいた方へのアフターサービスです。 (以下、本文)  料亭というほど高級ではないが、居酒屋にはない落ち着きと格式がある「割烹 糸」の個室で、柳沼と加藤が向い合せに座っていた。加藤は生ビールを一気に半分近く飲み干すと、ジョッキをドン!とテーブルに置き、口火を切った。 「柳沼さん、最初に面白くない話を、1回だけさせていただけませんか。酔ってからする話じゃないので、少しだけ話をしたら終わりにしますから。よろしいですか、ありがとうございます」  加藤はも

【創作】高校教諭 渡辺 勝成

 朝のホームルームを閉じる間際に、渡辺が二人の生徒に声をかけた。 「安藤と吉田は、昼休み…

【創作】農家イタリアン Arigato

 野菜サラダに添えられていた苺を最初に口に入れる。 「何これ、美味しい。なんて言うか、苺…