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学歴エリートのためのスピリチュアル活用入門 vol.5- 引き寄せの法則論争 -

みんな大好き引き寄せの法則。

いやー、みんな引き寄せの法則大好きですね。
この連載(?)の中でも、引き寄せの法則の反応はすこぶるいいです。
僕も大好きです。
だっていいヴァイブスを出したら、いいヴァイブスが返ってくる。
人に親切にしたら、親切が自分に返ってくる。

いいじゃないですか、そういう世界観。

でもそういう考え方に反発する人もいるんですね。

なぜだかちょっと考えてみましょう。

思考は現実化する!?


前回、引き寄せの法則の基本的な考え方についてお話をしました。
自分が発したエネルギーが巡り巡って自分に返ってくるという話ですね。
これを波動という言葉を使って説明しました。

そこでポイントになるのが、この波動が実際に見て触ったりできる物理空間の実存するものだけでなく、見たり触ったりすることができない情報空間の非実存のもの、つまり想念や情報そのものにもあるということです。

ここまでは前回お話したことですが、ややこしいのはここから先です。

引き寄せの法則やスピリチャルの世界では、物理的には非実存と考えられる情報空間のものが発する波動も、物理空間の手触りのあるものが発するものも等価の実存と考えるということです。

なんて言うと難しく感じるかも知れませんが、簡単にいうと

「強く思い描けば、それが現実になる」

ということです。

ある想念を強く思い浮かべると、それにともなった波動が出て、
その波動は現実のものが発する波動と同じだから、引きつけられて現実化する、というのが裏にあるロジックです。

まさに考えたことが現実化する、どこかでそんなようなタイトルのベストセラー本を聞いたことがありますよね?


こういう話になってくると急に楯突いてくるアンチ・スピリチュアル派が増えてきます。

アンチ・スピリチュアル側の問題点

youtubeモザイク

ある教育系Youtuberもやっている著名人が、引き寄せの法則のことをボロクソ言っていました。

彼の主張は、なにかの目標を達成しようと苦労して自己改善に励んでいる時、「辛い努力をしなくても強く思うだけで夢は叶いますよ」という甘いささやきで近づいてくるのが引き寄せの法則だということです。

引き寄せの法則なんてウソで、もし本当なら論文でも出してみろ、って言うんですね。

ちょっと乱暴な議論ですよね。

そもそもスピリチュアルの人のいう引き寄せの法則は、もともと科学的土俵に乗った話ではないんです。

だって、物理空間で計測できるものと物理空間で計測できないものが等価だという前提の上で立っているのですから。つまりスピの人は本来「計測できないものを扱っていますよ」という前提にいるんです。

それにも関わらず「(計測して)証明してみろ!」なんて突っかかるのは筋の悪い議論だと僕は思っています。

だって元々まったく違うパラダイムでの話しなんですから。

だから件の著名人のような論文至上主義者とか、科学信仰の強い人がスピの考え方に突っかかるのはそもそもナンセンスです。

スピリチュアル側の問2つの問題

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じゃあ、アンチ・スピリチュアルが何にでも噛み付くアタマのイカレタ狂犬で、この議論スピの人の完全勝利かというと、それも違うと思っています。

スピの人にも大いに問題はあります。

問題は大きく2つ。

一つは、スピが目に見えないものだということをいいことに、アコギな商売をしている人たち。まあ、ステレオタイプで説明するなら、普通の壺を高額で売りつける人たちが存在するということです。

これは、まあ、酷い話ではあるのですが、スピとか科学とか抜きに、儲かりそうなところに鼻を利かせて商売をしようとする人たちはどこにでもいます。

こういう悪意のある人たちに引っかかる人がいないことを祈りながら、ここではある意味もっとタチが悪い、もうひとつのタイプの話をしたいと思います。

エセ科学に頼るな!

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先程、スピは科学の現代の科学の土俵には乗らない理論をベースにしているという話をしました。

でもそれはデタラメだということではなく、スピの人なりのロジックが構築されており、そのロジックは実存しない虚構のように感じられても、ある種のリアリティーを生きる人、パラダイムを生きる人にとってはそこから物理社会の生活につながる実数解が得られるのだというお話もしました。

だから本来スピの人にとって大切なのは、自分たちの信じるロジックに従えば、物理世界でもポジティブな結果が得られるのだということであるはずです。

それにも関わらず、少なからぬスピの人が、なぜだか自分たちのロジックを科学の土俵に乗せたがるんです。

自分たちの言っていることが科学的に正しいという主張をしたがるんです。

その際たるものが、「量子物理学」です。
スピの人は大好きですよね、「量子物理学」。

「引き寄せの法則は量子物理学によって証明されている」とまでいう人がいます。

でも待ってください。引き寄せの法則は全然証明されていないですから。

僕自身量子物理学を全然理解していないのですが、一応拙い理解の範囲内で話をすると、確かに量子物理学の発想を使うと引き寄せの法則も説明がつくかも知れません。

しかし、それはあくまでも「説明がつく」ということで、「証明されている」ということとはまったく違います。

科学とは「説明がつく」ことではありません。科学とは「予測ができる」ことなんです。つまり再現性の問題です。

しかし現状、高い再現性を持って引き寄せの法則を説明できている人はいないはずです。

っていうか、何度も言っているように、そもそも引き寄せの法則は科学の土俵に乗せる必要のないものですから、そんな再現性を求めなくてもいいんです。

にも関わらず、量子物理学はおろか、二次方程式だってろくに理解していないような人が平気で「引き寄せの法則は量子物理学で証明されているんです」と言ってたりします。

そりゃ、科学信奉者じゃなくても鼻じらみますよね。

堂々とスピってろ!

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僕は引き寄せの法則に代表される、スピリチュアルの世界ってあると思っています。

ただ、そのことは今の段階では科学的に証明することは難しいと思っています。

でも、それで別にいいんです。

だって、スピリチュアルに生きて、お天道様に恥ずかしくない生き方をして、自分の人生が豊かになるならそれでいいじゃないですか。

別にエライ学者先生がなんといおうと、教育系Youtuberがどう噛み付いてこようと構いません。

僕はスピリチュアルなパラダイムの中で生きます。

そしてそのことを人に強要したり、壺を売ったり、無理やり量子物理学で説明しようとしなければ、誰に文句を言われる筋合いはありません。

むしろ文句いう方が知的レベルが低いというのは、すでに説明したとおりです。

だから、スピリチュアルな生き方に説得力を感じたり、共感をする人は、ひと目を気にせず、堂々とスピってください。

そこになんらかのチャージを持つことがスピ的に見てもマイナスだということは、スピが本当に好きな方でしたら理解できるでしょう。

もう善いとか悪いとか、エライとか偉くないとか、お勉強ができるとかできないとか、そういうことに振り回されるのはやめましょう。

あなたがスピリチュアルに生きたいと感じたのなら、その本能に従って生きるのがスピリチュアルなのですから。

これからの時代、堂々とスピリましょ ♡ 


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