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迷いを防ぐ意見交換の力

診察待ちの間、Aさんからこんな話を伺った。

自分は某大学の教授をしていた。
専門家と言われる立場であったが、専門家だからと言って、端から端までわかっているわけではない

本当に自分の考えがあっているのかわからなくなる時もある。そんな時は3、4人の仲間と集まって意見交換をする。

そうすると意見がぶつかり、喧嘩になるときもある。結局意見はまとまらないし、なんかよくわからないなとなる。

それでも意見交換することはとても大事なんだ。

世の中にはいろんな考え方の人がいて、同じことやものでもいろんな見方・解釈をしている。
だから正解なんてたいてい見つけられないけど、意見交換することで大きく間違えることがなくなるんだよ

たしかに難しい勉強をしていたり、哲学的なことを学んでいる知人たちは、一冊の本について読書会などをして意見交換をしたりしているなぁと思い出しながら聞いていた。

認知症に関わっていると、たまに迷路にはまりこむことがある。
自分の意見を持ちつつ、他人の意見を受け入れ学ぶ姿勢があれば全員に当てはまる正解(幸せ)は見つけられないかもしれないが、大きく間違うことがなくなるかもしれない。

学びと元気をいただいた。



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