堤 太郎

住宅の超・基本的な内容から解説する【省エネ塾】主宰。所属の(株)M's構造設…

堤 太郎

住宅の超・基本的な内容から解説する【省エネ塾】主宰。所属の(株)M's構造設計の【構造塾】開催も運営。【(一社)みんなの住宅研究所】の代表理事。一級建築士、CASBEE戸建評価員、BIS他。プロ用サイト「A-PLUG」で「省エネのキホン」連載中。ブラジル音楽(MPB中心)大好き。

最近の記事

「町の未来をこの手でつくる (紫波町オガールプロジェクト)」 猪谷 千香 (幻冬社) 2016年10月13日Facebook投稿

あまりに興味深い内容で一気に読了! 「あの」と称される驚異のまちづくりが、スタートから(いまだに動き続けている経過としての)現在までPPP(Public Private Partnership)という、「行政と民間の協働手法」をベースとして如何に進められてきたか、 関係する実在の人物像も交えながら詳細に解説される筆致は素晴らしいです。 そして改めて、 「地方創生」などという他人事のようなワードだけでなく、 リアルな危機感から生じる自らが何とかせねばという意識、 公民問

    • 「経済論は感情論」?

      2013.07.20 参議院選挙投票を前にして、投稿した内容を。備忘録として。 この間も仲の良い知り合いと議論しました。・・・原発の稼動につ いては「安全面(危険度)」については言わずもがな、「経済面」 においても、稼動すればどこまでも尽きる事無くつぎ込まざるを得 ない・目先の電気料金ではなくトータルのコストで一番高くつく・ しかも何らかの有事の際にはとてもカバーできない出費になる、と いう事は自明のはずなんですが・・知り合いは「経済のためには稼動はやむなし」との持論

      • 「ドイツ 高効率エネルギー住宅視察 報告」⑥ 2013.12.5 Facebook投稿より

        「(最終回)日本とドイツの違い」 今まで①~⑤の拙文をお読みいただいた方はじめ、業界従事者の皆様に改めて「ドイツの先進性(いや、革新性と言っていいでしょう)」の詳細を重ねて説明することは、もはや不要でしょう。 私に立ち返りますと・・・ 視察名称に挙げられている「高効率エネルギー住宅」という概念は、現地の視察過程で徐々に理解が進み、終えた際にやっと腑に落ちた気がします。 ドイツにおいてはもはや、「高断熱技術」「省エネルギー技術」「パッシブハウス基準」「再生可能エネルギー利

        • 「ドイツ 高効率エネルギー住宅視察 報告」⑤ 2013.11.23 Facebook投稿より

          「ゼロ・エネルギー都市プロジェクト、パッシブハウス級木造8階建て住居の現場視察」 10/25 研修4日目は、午前中はバート・アイブリング市、「旧アメリカ軍基地・ゼロエネルギー地区」にて、ゼロ・エネルギー都市としての各種施設、断熱改修後の木造8階建て集合住宅のガイド付き案内。 バート・アイブリングは人口約17,000人、バイエルン州の最古の湿原温泉がある有名な国立療養地で、この地には多くの大規模な静養所やリハビリの設備があるとか。 その地域にある今回の旧アメリカ軍事基地、

        「町の未来をこの手でつくる (紫波町オガールプロジェクト)」 猪谷 千香 (幻冬社) 2016年10月13日Facebook投稿

          「ドイツ 高効率エネルギー住宅視察 報告」④ 2013.11.21 Facebook投稿より

          「高効率エネルギーを実践するための研究、研究、研究・・・」 10/24 研修3日目は、午前中はヴュルツブルク、「バイエルン高効率エネルギーセンター」、「バイエルン応用化学中央研究センター(ZAE)」にて高効率エネルギー建築に関する研究・開発状況の報告と研究所・施設の解説付き案内。 ヴュルツブルクは、バイエルン州ウンターフランケン行政官区の郡独立都市で、13万人強の人口は同州でミュンヘン、ニュルンベルク、アウグスブルクに次いで4番目に大きい都市です。 ドイツ観光街道の代表的

          「ドイツ 高効率エネルギー住宅視察 報告」④ 2013.11.21 Facebook投稿より

          「ドイツ 高効率エネルギー住宅視察 報告」③ 2013.11.20 Facebook投稿より

          「実体経済と結びついている、先端技術と研究成果」 10/23研修2日目、午前中はシュトューリンゲン、建物コーティングに関する世界有数の国際的メーカー「シュトー社」にて各種プレゼンやドイツ・欧州の温断熱・パッシブへの運用やこれからのビジョンの報告、社内施設の解説付き案内。 シュトゥーリンゲンはバーデン・ヴュルテンベルク州の南部に位置する、スイスとの国境に接する小さな町で、人口は約5000人、国の保護地区に認定されたドイツで二番目に大きい自然公園である「南の黒い森(南のシュバ

          「ドイツ 高効率エネルギー住宅視察 報告」③ 2013.11.20 Facebook投稿より

          「ドイツ 高効率エネルギー住宅視察 報告」② 2013.11.19 Facebbok投稿より

          「キーワードは、高効率エネルギー」 10/22研修1日目、午前中はフライブルクの「オーバーライン商工会議所」にて、ドイツ・日本両国出席者での省エネ住宅セミナーとパネル・ディスカッション。 環境先進都市として知られるフライブルクはドイツ南西部、バーデン・ヴュルテンブルク州の郡独立市(人口22万人)です。 ドイツ特有の黒い森(シュヴァルツヴァルト)への酸性雨の深刻な被害をきっかけに環境に対して問題意識が高い都市となり、以降、再生可能エネルギーや廃棄物・リサイクルに対する政策、

          「ドイツ 高効率エネルギー住宅視察 報告」② 2013.11.19 Facebbok投稿より

          「ドイツ 高効率エネルギー住宅視察 報告」① 2013.11.17 Facebook投稿より

          「遅ればせながら・・・報告始めます!」 10月下旬の1週間、省エネルギー住宅(建物)先進国:ドイツで、高効率エネルギー住宅関連施設、企業、研究機関、施工現場の視察、セミナー開催等が組み込まれた視察ツアーに参加してきました。 これはドイツ連邦経済技術省からの助成を元に、在日ドイツ商工会議所が実施しているプロジェクトの一環です。 南ドイツの6都市を中心に実質4日間内のバス移動だけで20時間以上というスケジュールでしたが、その分、非常に、中身の濃い視察でした。 (そのツケが帰国後

          「ドイツ 高効率エネルギー住宅視察 報告」① 2013.11.17 Facebook投稿より