"Taricolla"No.0 『Dual』

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『Taricolla』は、Tarinof dance companyが他ジャンルのアーティストと“今伝えたいこと”をプロットを透して一つの作品にし、様々な方法で発信していく企画です。


本日はご来場ありがとうございます。このような状況の中、パフォーマンスを開催出来る事、お客様に生で見ていただける事は、大変有難いです。心から感謝申し上げます。

たった数ヶ月で私たちの身の回りの環境は大きく変化しました。

ですが、変わってしまった事を嘆くより、変わらないものを大切にしながら、変化していくことを受け入れ、今できることを探し、それを実行、継続して行こうと、この数ヶ月間準備を重ねてきました。

記念すべき最初のTaricollaは、カンパニー主宰の長谷川まいこがプロットを手掛け、同じく主宰の坂田守はインタープリター(作品の理解者、表現者、ダンサー)として集中し、音楽家の竹本仁さんを招いたコラボレーション作品『Dual』です。本公演は、プロットを用いて即興でシーンを創り上げていきます。

今日この空間を、皆様と共有する事ができる有り難さと喜びを胸にこれからも活動していきます。
最後までごゆっくりご覧くださいませ。


Tarinof dance company
長谷川まいこ 坂田守


みなさまへのお願い

※上演中はスマートフォン・携帯電話や音のなる電子機器の電源はお切りください。


以下より、本公演のプロットをご覧いただけます。


Dualビジュアル_S

「I am not what I am not」
おはよう昨日の僕 さよなら今朝の私


それは暗闇の中から聞こえてくる
小さくもがき耐える背中から聞こえる叫びは誰かに届くのだろうか

鉛の身体が隅々まで伸縮し
湧き出てくるものを抑えることができない

不思議な錯覚に行ったり来たり
それはまるで身体が浮遊しているよう

疲弊する空気

現れた光に引っかかりそうで引っかからない
抱擁され崩れ落ちる身体

吸い込まれた先に待っている
蘇る記憶
並行する時間
抜け出したい想い


出演:坂田守
音楽:竹本仁
アートディレクション・プロット:長谷川まいこ

公演概要はこちらから


[坂田守プロフィール]

Tarinof dance company 主宰。振付家、舞踊家。玉川大学文学部藝術学卒。大学在学中にイギリスのロンドンのLABAN CENTER(Trinity Laban Conservatoire of Music and Dance)ISPプログラムにて振付と舞踊を専攻。
文化庁新進芸術家海外研修制度により共にパリで2年7ヶ月研修。数々の全国舞踊コンクールにて第1位、特別賞受賞。東京新聞全国舞踊コンクール創作部門第一位。フランス、イタリア、セルビア共和国開催の国際振付コンクールでそれぞれ第1位受賞。MASDANZA, ファイナリスト。SCFソウル国際振付フェスティバルにて、ATOM THEATER(ブルガリア)招致賞受賞。横浜ダンスコレクション コンペティション1 ファイナリスト。
2人の感性の融合とそれぞれが持つ特異な身体性から創出される力強く繊細な作品を透して、日常に潜む何気ない違和感を作品毎に多角的に描き出し続けてきた。カンパニー設立以来7ヶ国20都市50回以上の公演、パフォーマンス等を行う。G-Screw Dance Labo、東京芸能学園東京ステップスアーツ、Y Dance companyにてコンテンポラリークラス担当。洗足音楽大学非常勤講師。過去の公演、創作発表実績として、『Nisya』(2014)『HAI』(2015)『Coco』(2016)『フィクション』(2017)『KURURI』(2018)『花の牙』(2019)などがある。


[竹本仁プロフィール]

音楽家。演劇やダンスなどの舞台や映画、映像作品への楽曲提供など多数。ダンス作品においては新国立バレエ団、能美健志、柳本雅寛などの国内外のカンパニー、振付家への楽曲提供を数多くしている。また中之条ビエンナーレへの参加や、詩人久世孝臣とのユニットアルバムをリリースするなど、美術家、詩人、映像作家との多岐のジャンルにわたったコラボレーションも精力的に行っている。


《 TDC今後の予定 》
2020年9月27日(日) 『TDCオーディションパフォーマンス』
場所:G-Screw Dance Labo
出演者、チケット詳細は後日発表

2021年3月 『Tarinof dance company新作公演』(予定)
場所:座・高円寺2

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情報は以下よりご覧ください。