東京在住

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抜け殻

わたしは大学生の頃、 家族との間にショッキングなことがあり、 笑うことができなくなった 時期がありました。 齡20そこら。 人生に罪悪感を覚え、 抱えられないほどの 絶望で自分を責めた。 過ぎた時間は戻らなくても… あの頃は 悔いることで 自分を保った。 もう、許してもいい頃でしょうか。 わたしの人生は、 どう転んだって、 わたしの人生なんだ。 わたしが幸せじゃないと わたしは悲しいよ。

    • 萩原朔太郎ーこころ

      この詩は、 萩原朔太郎(1886-1942)氏の残した詩です。 ゲド戦記のテルーの唄が好きで、 歌詞について調べていたとき、 作詞の宮崎吾朗氏がこの詩に着想を得たことを知りました。 以下は、私なりの現代語訳です。 ’こころ’ を何に喩えようか。 ’こころ’ は紫陽花の花のよう。 桃色に咲く日もあるけれど、 薄紫に染まった思い出だけは どうしたって報われることがない。 また、’こころ’ は夕暗闇の庭園の噴水のようでもある。 音も立てずに宙を舞った水は

    抜け殻