iOSテスト全書の一般販売開始を受けて

長らくお待たせしましたが、iOSテスト全書の一般販売が始まりました。
是非、手にとっていただければと思います。

すでに私が所属するSWETグループのブログで担当した章の見どころを書いています。

今回のiOSテスト全書と6月に出版された「iOSアプリ開発 自動テストの教科書(以下、教科書本)」併せて今年1年で2冊のiOSに関するテスト本を出版することができました。

これらは、執筆に加わってくれた皆さん、レビューを担当してくれた皆さん、編集をしてくれた皆さんなどたくさんの方々の協力があって出来上がったものです。

本エントリーでは、テスト本を執筆したきっかけや執筆した理由について書いていきたいと思います。

「教科書本」のきっかけ

2016年11月に「iOS Test Night」というiOSアプリ開発のテスト周りについての勉強会をはじめました。
2017年の1周年のときの記事が次になります。

この勉強会は今では3周年を迎え、4年目になります。

この「iOS Test Night」がきっかけで、「技術評論社」の方に声をかけていただき「教科書本」の企画がスタートしました。

「iOSテスト全書」のきっかけ

2018年に「Androidテスト全書」の執筆に関わりました。
その時に書いた記事は次のとおりです。

そのときの周りの反応もありましたし、「教科書本」は主にテストの経験がない(あまりない)方を想定読者としていましたが、その一歩先を担う本も必要と考えていました。

そこで「iOSテスト全書」の企画を進めていきました。
この本の出版プロジェクトが始まったときに書いた記事は次のとおりです。

テスト本を書いた理由

きっかけは述べたとおりですが、この2冊を書いていこうと思ったのには理由があります。

iOSアプリ開発のテスト周りにおいて体系化されたドキュメントはない状態でした。
2014年に長谷川さんが「iOSアプリテスト自動化入門 」を執筆していますが、それから数年たちiOSの環境もだいぶ変わってきました。

テストをはじめようと思った時に参考になる情報がなければ、そこでやめてしまう人も多いと思います。
初期の学習コストは少ない方が良いです。

参考となる本があれば、テストを始めたい人に「この本が良いよ」とも言えますし、質問されたことに対して「この本のここに書いてあるよ」といったことも言えます。


そして、それはiOSアプリ開発においてテストをおこなう人が増えることの一助にもなるだろうと思ったのです。

そこで「教科書本」と「iOSテスト全書」を執筆しました。

今回の2冊によってiOSアプリ開発に関するテストにおいて「知の高速道路」の一端を担えたなら良かったです。

最後に

この2冊についてですが、次のツイートのとおりになったら嬉しいと思っています。

本書をもとに、現場で実践したことや悩んだことを勉強会で登壇してもらったり、相談してもらったりすれば嬉しい限りです。

そして、iOSアプリ開発のテストに関する新しい本がうまれてくれれば最高です。

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