今更ながら、レンホーの「2位じゃダメなんですか?」発言 ※Tumblr記事サルベージ

最近、スパコン富岳の件でレンホーさんがまた性懲りもなくアップしてきているので、2011年11月にTumblr.に書いた当時の発言おこしと寸評をサルベージしました:

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また事業仕分けでレンホー女史が出てて、こいつぁもうこれ以外での出番は全く無くなったなあと思いながら、さらには彼女が出ると毎度毎度引合いに出される表題の発言を見て。

そういや、こいつ実際には何言ったんだっけ?と。

レンホー女史は自著などで色々と説明(言い訳)をしているようです。

『「メディアが勝手に短い部分を流した」」「コメントの前後をみていただければ間違った報道」と反論し、「ナンバーワンになることだけを自己目的化するのではなく、国民の皆様の税金を活用させていただいているので、オンリーワンを目指す努力を期待したい」と語った。』
『蓮舫は後日、「1位を目指すのは当然で、あえてそう聞くことにより納得のいく答弁が聞けるかと思ったが、残念ながら聞けなかった」という趣旨の発言をしている』 (wikipediaより)

んで、実際の発言。議事録起こし。

『それは、じゃあ、教えていただきたいのは、1位のところだけをみなさんの企業は利用したいということでしょうか。2位になって、もうちょっと応用したものを提供するということはできないんでしょうか。なぜ1位なんでしょうか。2位になって、もうちょっと安価で分かりやすい応用の技術を提案してあげれば、それは余力のない企業でも利用したいと思われるんじゃないですか。
たとえば1位じゃなくても2位になって、後追いかもしれないけども多様なプログラムを提供することによって、これまで開発した部分を回収してそこからもう少し発展できるような、民間に何かプログラムを売ることはできるのでしょうか。
これ世界一になる理由はなにがあるんでしょうか。2位じゃだめなんでしょうか。あるいはアメリカが作った後に、そこになってある意味、ソフト、あるいはどこかで共同開発、つまりは日本とアメリカが一緒にできるような、なんかそういう夢の共有というのはできないんでしょうか。なぜ1位なんでしょうか。』

発言の書き起こしで日本語として整合性が悪いので、意味要約してみると

・先端研究の応用(おそらくジェネリック医薬品のようなイメージで喋っているのでは)に特化すれば、世界一になるための予算をかける必要はない

・後発技術であれば、開発費が安く済んで民間利用も容易になる。

・アメリカに先に研究させて、その後で共同開発で果実をとればよい

…なんかやっぱり「1位を取るための予算をかけず、それ以下の予算で成果を上げる方法を考えなさい」としか言ってないよね、これ。曲解も何も結局「2位じゃダメなんですか?」以上の事は言っていない。「1位を目指すのは当然」なんて文脈は全くないですよ。ここには。

事業仕分け自体がそもそも「派手に予算を削るパフォーマンス」だったから、予算削減の結論ありきでやってたわけで、どこをどう切っても誘導したい結論は決まっていた。だったら、それをそうだと認めりゃいいのにね。学者や研究者が何を言おうが「少ない予算で最大限の成果を出してほしいんです!かならずしも1番でなくてもいいんです!」とさ。

そこで筋を通しておけば、未だに2年前の発言で叩かれ続けることもなかったでしょう。

まあ、レンホー女子は言いっ放しのヘタレという、民主党の典型例と言うか看板みたいなもんですから、今思い返してもこの展開は不可避だったのでしょうな。

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