自由な働き方とは、自由に仕事を断れること?

自分で仕事をコントロールすることについて考えている。
というのは、『未来の働き方を考えよう』という本を読んだからだ。

この本が勧めているのは「キャリアの途中で進路を見直して、2回目の働き方を選んでみてはどう?」ということだ。

旅行のたとえがわかりやすかった。たとえば、初めてパリを訪れる場合、行きたい場所はたいていみんな同じだ。だからツアーを利用したりする。けれど、2回目のパリだったら、自分で自分の興味をもとに旅行ができるようになる。

仕事もそれと同じで、最初はみんな同じような仕事を選ぶものだけど、2回目ならそれぞれ個性を発揮して、自分にあった仕事を選んだり、作り出したりできるだろう。そういう話だ。

自分も、これからの仕事や生活をどんなものにしようかと、まさに2回目の進路のことを最近考えている。たぶん、多くの人がそうなのだと思う。

この本によると、考えるべきは「そんな生活で食べていけるか?」ではなくて「そんな生活をほんとうに楽しいと思えるかどうか?」だという。つまり、どういう生活がしたいか?という問いであって、答えは一人一人違うはずだ。個人の違いは年齢を重ねるほどはっきりしてくるはずで、だから、それをもとに後半の生活を設計せよ、というのである。

言い換えると、自由な働き方を手にしようということだ。では、そうするためにはどうしたらいいんだろう?

自由に働くというのは具体的にいうと、自分のペースで仕事をし、なおかつ、お金をもらうということ。ということは、仕事をしたくないときには断れる自由を持つことが必要だ。つまり、自由な働き方とは、自由に仕事を断れることなのかもしれない。

では、仕事を断れる立場になるためには、どうすればいい? 

ひとつは、仕事を断っても信頼関係が崩れないような、対等な関係の相手と仕事をすること、そして、仕事がとぎれても動じない環境を作ること、その2つがポイントではないか。

まあ、それを実現するのが難しいんだけれども、そんなことを考えたのだった。

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