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Vol.5 月夜とともに

閲覧ありがとうございます、ほんまです😀

本日(11月末)無事に全ての課題を提出し終え、一学期目を終えることができました。次のことを何も考えなくていい土日は久しぶりで嬉しさ爆発するうぅぅぅ

特に自分でもやれることはやりきったな、って思う中での休息は最高。今までそんな体験は無いから新鮮な感覚です😭

正確に言えば、やりきったことが無い、という言葉では手ぬるいほどの人生でした。なぜか分からないけれど、そもそも皆が考える「物事に真剣になる・頑張る」という経験が一度もありませんし、それがどんなものかも知らずに生きてきました。残念ながら、やりきる以前の問題です。やりきるための道にすらいませんので…恥ずかしい話です💦

密かに悩んでいたので、今の状態はかなり嬉しいんです😂


何はともあれ、頑張るということを知れた一学期でした。土日が終わればまた新しい学期がスタートなので、なんとか充電しようと思います!

さて、今回は10月の学校生活を一息に紹介します。前回もそんなこと書いた気もしますが、よく考えたら新しく習ったこととか課題の出来具合とか、書くべきこともっとたくさんあったわ、と思いまして。追加の課題もジャンジャン出てましたしね。

というわけで10月分後編ということで更新していきます!!!

内容的にかなり長くなりますので、読めるところだけ読んでください。


課題の進捗&提出

前々回(Vol.3)で書いた、出された課題は以下の3つでした。

①Photoshopで好きな映画のシーンや背景に自分を溶け込ませる

②UFOを街中に飛ばす(mayaを使って影や反射も含めたリアルな映像を初めて作る課題)

③VanBot(先生が作った3Dソフト上のvanartsマスコットロボット)にウォーキングのアニメーションをつけ、substance painterでテクスチャをつけて、lightingまで施して提出

完成図などはファイルの大きさの問題もありYoutube見てください、となってしまいますが、ここではせっかくテキストなので、概要や課題の目的をそれぞれ紹介していきますね😄


①Photoshop

好きなシーンに自分を溶け込ませるこの課題。本当に何でも良いので自分を写真にねじ込ませます笑

そもそもの話になりますが、Vanartsの先生達はそもそも最前列で働いてきた、もしくは働いている方達で、決して先生が本業ではないので手取り足取り教えるタイプの方はあまりいません。

それは教え方が上手ではないということではなく、自身が奥深くまでかなりのことを知ってしまっている分、ど素人の学生に教えられることへの限度も知っていたり、物事のやり方には千差万別あると知ってしまっているので、どこまで教えれば良いものか測りかねているということ。学生の取り組み方に呼応してその分たくさんの引き出しを開けてくれる感じです。質問すれば10返してくれます。

何が言いたいかというと、Photoshopの先生もそんなタイプの先生で、この課題をこなす上で特段の指示はありませんでした笑

埋め込め、としか言われておりません。授業は、このツールはこんな使い方すると良いよ〜って見せてくれる時間でした。それに、でもこの使い方は僕のやり方だからね、好きに使ってね、って必ず毎度言います。分野が分野なので当たり前ですね、公式も正解もないので…😭


さて、Photoshopをいじったことのない私は、その先生の心は非常によく汲めたものの、課題をやるとなるととても困りました。正解なんてないことは重々承知でも、どこまでやれば良いんだ?と。そこが決まらないと、ツールの使い方も決められないので、つまり始められません。

そこでこの課題の目的を考えることに。

皆さんもお分かりの通り、目的はただ一つです。

楽しくPhotoshopをいじりまくってとにかく慣れよう!

ということで、もうヤケクソ。とにかく先生が見せた中で印象に残ったツール使いを繰り返していきました。笑

LayerMask, CurveTool, CrippingMask

逆にもうそれ以外は使ってません。自分で使えそうなものも他にちらっと使いましたが…あと消しゴムは絶対に使いません。それくらいですかね…いつか復習します…

そこでできたものがこちら。↓↓

画像1

すんません笑

決してふざけているわけではなく、顔バレ防止含め諸々の配慮です。配慮。

youtubeには顔を伏せつつレイヤーごとの加工具合を軽く見せながら写してますので、気になる方はぜひそちらを見てください😃

批判でも良いので感想いただけると励みになります。嘘くせーとか歓迎です。人間の目はやはり誤魔化せないほど精巧だと思ってるので、ちょっとでも何か感じたらすぐ言ってください!!特にLighting。光は物を言うと本気で思ってます。違和感を消すために精進しますので言ってください。

ただ、色味に関してはデバイスの相性などもあるので、そこの差も多少あると思っていただければ…私もいろんなデバイスでの写りを確認しましたが結構見え方に個体差があり…あまりにもおかしい色だったら指摘してください笑


いや〜でも溶け込ませるって大変。何がって、加工ではなく、溶け込ませるために自分を撮影する過程。恥を捨ててポーズを取らねば始まりません。まあ私はノリが良いので楽しみましたが…恥はともかく、ちょっとした角度や目線なんかも気にしないとうまくいきません。特に自撮りだと誰も指示くれないので確認作業がまあ大変。目線こっちだと思ったら足がおかしかったり。めちゃめちゃ撮って使えそうなのが一枚だけでした。

溶け込ませる土台の写真の選び方もありそうですが、そこは私はちょっと難しいものを選んでしまったかもです。

しかし俳優さんやモデルさん、カメラマンさんたちの大変さを少し知れたような気がします。そういったちょっとした要素のために日々何人もが全力で追い求め、作品が出来上がる…その本場の熱を少しでも知りたくて、誰かの写真集とか買いたくなりました。笑

特別誰かのファンとかではないので、おすすめあったら教えてください😉


②UFO

こちらの課題は主にMayaソフトを使います。授業としてはVFX Productionというもので、いわゆるポスプロ(PostProduction)の仕事をぬるっと感じる授業です。

こちらの先生もPhotoshopの先生と同じタイプで、ずっと、このツールはこうやって使ってね、これはこうするとこうなるんだよ、おや、これはこうだねえ〜、なんていった具合で進行します。教えるというより見せてくれます。Headの先生だし他の先生よりも圧倒的に経験豊富ですが、しょっちゅう、思ってたのと違う…とか言いながら操作を繰り返していきます。笑

それが厄介だとかおかしいという話ではなく、正解のない中で仕事をしてきた人あるあるなんだなあと思います。やってみないとわからんことが多い世界。ただ、これはこう、とバチっと教えてくれることに慣れてしまった私のような人間には少々追いつくのが大変なところでもあります。盗みたいことはたくさんあるけど、脈絡を見失うと一気に分からなくなり…いまだに悩みつつ授業受けてます。


それはそれとして、そんな感じなのでこちらも特段明確な完成図はありませんでしたが、今思えばそこにはポスプロの基本を知ってもらおうという意図がありました。まあその授業なので当たり前だけど。

ポスプロの基本。そもそも一つの映像を作るにあたって背景や物体を一緒に映し出すことは絶対にしません。

どういうことでしょうか。


普通の実物のみで行われる撮影だったら、俳優さんや道具など全ての素材を撮影エリアに用意して、満足のいく形で調整していきながら撮影していきますよね。それで編集しておしまい。


しかし言い方はアレですが、偽物を含んだ加工をする場合、一度に用意すると悲惨な結果になります。先ほども言った通り、人間の目って機械じゃ絶対に真似できないくらいやばいシロモノです。ぜっったいにちょっとやそっとでごまかす事は出来ません。皆さんも映画やドラマをみて幾度となく経験したことあると思います、これなんか分かんないけど嘘くせーぞ、と。

そんな風に、本人は理由がわからないのにどんな違和感もキャッチしてしまうのが人間の目なんです😨

それをあの手この手で誤魔化しにいくことに命をかけるのが我々含めたポスプロの人間(言い過ぎ笑)な訳ですが、誤魔化すための手段の一つが、LayerPassというもの。いろんな言い方ありますけど、要は、素材をレイヤー(層)にして分けてそれぞれ最終イメージに合うよう加工して、最後に重ね合わせて丁度いい映像を完成させる作業になります。

まだイメージしづらいでしょうか笑

今回の課題で言うとLayerは4つ。

1. BeautyPass, 2.ShadowPass, 3.ReflectionPass, 4.BackGround

物体だけを写す層、物体はないけどそれが動く影だけ写した層、同じように反射だけ写した層、組み合わせる背景画像、ですね。

作業風景はこんな感じ。

画像2

作るときはソフトの中で一緒に作っちゃいますが、出力するとき(ソフトから出力しないとプレビューは出来ますが映像ファイルにはなりません)はこれらを別々に出力していきます。例えば影の層なんかはただただ真っ黒に出てきてしまうし境界線もエッジがついたままなので、背景が草原だったり暗い場合、いやそのくっきりさは有り得ないだろ、となりますよね笑

そんな風に、一度にUFO映像を作ったら別々の要素を出力していちいち要素を加工して、最後にまた重ね合わせて提出、という作業なのでした。


面倒に感じますが、満足いかなかったり問題があった場合、素材ごとに直しやすいというメリットもあります。最初から全ての画像を出力し直す必要がないので、影だけが変だと思ったらそこだけチャチャっと直せちゃう。

そして一度に全部やろう、だと情報量も多いので出力の時間がとんでもないことになってしまいますし、何かと便利です。


はぁー……長くなってしまいました笑

完成動画はYoutubeで確認ください。こんなに語っておきながらそこまで完成度は高くないし面白味もないです、ただ飛んでるだけ笑

こちらも感想くださいな😁

一応ですが転載禁止。


ちなみにLayerは作りたいだけ作れます。本当に、好きなだけ。これという規定は有りません。かのトランスフォーマーなんかは100を超えるLayer(?!)でもってあの映像を完成させているとのこと。えげつない作業量で流石に疲弊したらしい。映画なんかコマ数もえげつないですからね、そりゃそうだろ…😱

でも、そこまでもこだわると、あんなに違和感のない合体ロボ映画が出来上がるんですね。最近ストーリーに勢いがないけど、やっぱり映像に関しては誰も文句言えないクオリティだと思います。

それにしても初期三部作のゴリゴリのハリウッド感からの脱却はあえてなんだろうけど、そっちもあるんだぁ…、とついてけていません…笑

無事に追いかけている人情報プリーズ

③VanBot

3つ目のこちらの課題。

これもMayaを使った課題。こちらの先生は教えるメソッドがはっきりしているのでついていきやすいです。本人も、教える方が好きだからこっちの仕事してるんだ、っておっしゃってます😊

なのでこの課題も目的ははっきり。

アニメーションの付け方とテクスチャの付け方の基本を身につける

なので、今回はモデリング作業はありませんでした。あらかじめ先生が作ったと思われるロボットに加工していきます。

しかしこの先生は遊びが大好きです。課題に大喜利的なのを持ってきます。今回に関しては特筆事項はありませんが、下で紹介する新しい課題は、まじか、ってなった笑

私もそういうの好きなのでやりがいはありましたが…


さて、この課題に関しては詳しく言うとノウハウの暴露になってしまうので控えます、すみません笑💦

ざっくり言うと、ウォーキングといえども、違和感のないアニメーションは奥が深いです…

動物って本当に色んな要素が混ざり合って動いてます。コンピューターなんかにサクッと真似できるものなどありません。話が飛躍しすぎるかもだけど、サクッとコンピュータに負けるほど動物は簡単じゃないんだなって思います。やっぱりリアルはリアルのなかにしか存在しません。そういう考え方が好きなんだというところもありますが。。

いやいやfake画像作ろうとしてる奴が何言ってるの、と思われるかもしれませんが、決してリアルを無視しているからこの分野に携わろうとしているわけではありません。逆です。リアリティが何をおいてもとてつもなく大事だと思っているからこそ、ここにいます。それはまた語らせてください笑


話を戻します。

テクスチャのためにSubstancePainterというソフトを使いました。この後使うことになるMariというソフトが使われることも多い業界ですが、SubstanceはSubstanceでまあ便利!笑

特に何と言ってもやはりsmartmaterialの優秀さはかなりのものと思います。とにかく種類が豊富。特にこだわりなければこれをベースになかなかのものができます。

そしてこちらは母体がAdobeなのでUIや使い方がPhotoshopに似てます。Mariは、これまで特に紹介してきませんでしたが常に使っているNukeなどの母体であるfoundryという会社のものなので、そういう系のUI。一般的なリニア体系のソフトと比べると少し特殊なタイプですが、慣れるとその機能性に目が釘付けになります。離れられません。全部こういうタイプだったらいいのに…とまで思います笑

ちなみにSubstance、学生であれば在学証明的な書類を出せば1年間無料で使い放題です。学生の方はそんな使い方もありですよ〜^^


さて完成画像ですが…

どうしようかなと思ったのですが、背景もなくただ歩いてるだけだし、先生が作ったキャラクターということもあり、見せるべきではないかなと思いますので、非公表にします。入学したら、これまで在籍していた生徒の作品は閲覧し放題ですので、これから入学する人は存分に見てくださいね😝


そして次なる課題へ

はい、1つ課題が終わればすぐ次が始まります。そう来なくっちゃ学生とは言えないよね!

ということで次なる課題は以下の通り。

①カメラトラッキングを使ってVanBotを動画の中で動かす

②ロボアームを自作して映像化して提出(音楽やテーマなど大喜利指定あり)

③Photoshopで何かをぶっ壊した画像を制作する。

④Compositingの課題。映像に全く別のものを埋め込む。


詳細は次回以降に持ち越しということで、長らくお付き合いいただきありがとうございました!私も少し疲れてしまいました…

今回はVFXの少し込み入った話もしたので、興味ある方は楽しめていただけたかなと思います😚

追記:月夜とともに

課題に追われているように見えるかもな私の生活ですが、全くそんなことないです。結構好き放題やってます笑

入学してから映画も20本ぐらい余裕で観てましたし、ドラマもチェックしてますし、本も2冊読み終え、今3冊目。しかもフットサルや筋トレ、ランニングにも余念がありません笑

いや、ちゃんと寝てます、言っときますが笑

時間どうなってんの?と言われそうですが、、はてさて自分でもわかりません。どうなってるんですかね?時空歪んでるかな。そこはまあおいといて

特に月夜のランニングは堪りません。月明かりは綺麗だし人いないし空気は澄み切ってるし何より静寂…!!これは昼夜逆転じゃないと味わえない特権だと思いますね😏実家は川が近いので川沿いを走ります。水の音も気持ちいこと…!

タイミングとしては授業のお昼休憩に走りに出ていきます。それが絶妙な時間帯で嬉しい。帰りがけにコンビニでお酢買って帰るのがルーティンになりつつあります。お酢。笑

ちなみにお酢は脂肪燃焼効果があるので、有酸素運動の前に飲むと効果出やすいですよ〜。運動後に飲むと疲労回復に力を貸してくれますので、ハードワークした日なんかは飲んであげるといいです^^

要はいつ飲んでもいい素敵な飲み物です。

何だか脈絡なくなりましたが、皆さんもタイミングが合えば、夜中のランニング、やってみてください!日中や早朝とはまた違った趣があって病みつきになります😻


何かコメントあれば気兼ねなくくださいね!それでは!

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