手術前の検査で大号泣…
結局、2回目の方が辛かった
初回の稽留流産宣告の時も泣いた。
あの時は、喪失感と、わずかでも頑張って育ってくれた卵さんへの感謝の気持ちがないまぜになった涙だった。
私の期待が高いばかりに、運命以上に育てさせてしまったのでは、という申し訳なさもあった。
でも、2回目の稽留流産は、ただただ辛かった。ほぼ喪失感。ダメだったんだ、と思うと悲しくて、切なくて、辛くて。
仕事をしている間は良かったけれど、夜中になると涙があふれてきて困った。
期待しないと心に決めたのに、結局がっつり期待してたんだなあ、と自分の不甲斐なさに呆れる。
流産前検査、思わぬ結果に…
思い出しながら書いている今でも、この日のことは辛いの一言しかない。口の中にも苦々しい味が広がるほど。
クリニック・ドゥ・ランジュ でアウトの宣告を受けて、2日後に東京レディスクリニックを診察。(新宿レディスクリニックの系列で、診察だけは東京レディスクリニックで受けられる)
前回とは違う、おばさんの先生。内診の前に、2回目の手術です、と告げると、とりあえず状況を見てみましょう、と言われる。
内診台に上がって、プローブ入れられて、やけにじっくり見られる。
途中で、息を止めてください、とも言われた。
この時は、自然排出だけは避けたい、という思いでいっぱいで、なんか起きてるのかな、、、と、不安だった。
このクリニックは、診察室と内診室が直結していて、問診→内診→診察と一連になっている。
服を着て、診察室のイスに座る。
おばさん女医がエコー写真を手にやってくる。
「これね、ゆっくりだけど心拍があるから」
これを聞いて、張り詰めていた糸が切れた。
うわー、心拍確認できたんだー。
ほら、やっぱり、まだ生きてるやんかーー
息をしてるやんかーー
と思った瞬間、ぶわっと涙が出始めた。
「だからね、心拍がある以上、手術には進められないから、急いで元のクリニックに連絡してもらえる?」
「え、あの、心拍があるってことは、胎芽が見えたってことですか?」(我ながら阿保な質問)
「そうですね。胎芽は3ミリかな。だから、ランジュ さんって言うの?ここに連絡してもう一度診察受けてみて」
「やっぱり、胎芽見えたんだー(泣く)」
ランジュ の院長の嘘つき。
もうランジュ には戻りたくない思いでいっぱい。
「で、でも、ランジュ の院長先生からは、心拍が見えてもどうせ育たないから、手術してもらって、と言われていて、だから戻れない」と泣きじゃくる。(子どもか!)
東京レディスクリニックの看護師さん達は優しいので、ティッシュをすっと差し出してくれる。
(ランジュ では決してない)
おばさん女医が困った顔をしながら
「でも、心拍があるから…。じゃあ、診察してもらえるように、ランジュ さんにお手紙を書くから、これを渡して、とにかく見てもらって」
となだめながら、そろそろ帰ってもらえるかな攻勢をかけてくる。
それを察して
「うーー、わかりました」としぶしぶ承諾。
「ランジュ の先生が言うように、厳しい結果になるかもしれないし、そうなったらまた来てください」
「わかりました…またもし来たらよろしくお願いします」
と診察室を後にした。
長くなりそうので、続きは次回。
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