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飛べない鳥は取り残されて。心拍確認できず、落ち込む

紙とweb制作の差分

今、久々に紙の仕事をしている。印刷物の制作には、入稿作業なるものがあり、印刷所にデータを送るのだが、ここ数日、その作業に終われていた。
この数年はweb専業だったからか、紙の仕事をすると、いちいちにおいて「また面倒なことを…」を思わずにはいられない。
たとえば、プリントアウトしての文字校正、本番の紙での色校正、tiffでの入稿やら文字組みに合わせての修正作業、無駄に重いデータのやりとり……。
それに、紙という実体があるから、バイク便などを使わなくちゃいけないし。
テレワーク向きではないことこの上ない。
そりゃあ、webメディアに取って代わられるよなあ、と思う。

心拍確認の壁

さて、不妊様をやっていると、○○の壁、という言葉によく当たる。
一般的には、「妊娠判定の壁」や「9週の壁」ですかね。
でも、卵子の質に課題ありクラスタ民にとっては、着床はするけれど、9週までいかないのだ、これが。

とはいえ、今回のお卵さん、再判定日でこけたけれど、胎嚢確認もできたし、順調なのでは?と思ってしまった。
そう、ここで、「過度な期待はしない」という誓いを自ら破っていたのだ。
決して順調ではなくて、前回よりも良いだけなのに。後ろにまだいると思って、たらたらしてたら、最後尾になってたやつ。比較する対象があることで、慢心した好例です。

それにしても、なぜ、順調に行くかも、と思い込んでしまったのか? その原因を追求してみたところ、一つの発言にたどり着いた。
それが、移植当日の培養士(女性)の言葉だ。
私は、いつも、顕微受精かつアシステッドハッチングありの、全部お膳立てコース。
融解して、まさに移植前の面談の際に
「融解した卵子も元気よく動いてましたよー(にこっ)」と言われたのだ。
この発言から、孵化した後に活発に動くふよふよしたもの、というイメージが頭の中で出来て、そのイメージに頼ってしまった。

この日は、6w4d。
よくブログで読んでた、皆さんがすなる、胎芽が小刻みに動いているのを見て涙、を私もしたかったけれど、
院長の「赤ちゃん(胎芽)が見えないですね。心拍も確認できません」という言葉で終わった。
「また5日後に確認します。その時はもう7週ですから、どうすべきかわかるでしょう」。
前回の悲しみが襲いかかってきて、茫然自失に。

その後、通っている鍼に行って状況を説明するも、うまく言葉を発せず、終始無言。
鍼の人、やりづらかっただろうなあ…。
「6週で心拍確認できない方で無事に出産された方もいますよ」とか、いろいろ慰めてくれた。

でも、私は知っていた。
きっと、そちら側にはいけないことを。

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