単相変圧器の不平衡

細かい説明は省きますが、単相変圧器には不平衡のルールがあります。単相変圧器は三相の「R」「S」「T」のうち2相を取り出して変圧しています。三相のバランスが崩れない様に規定値以上に不平衡にならないようにします。

説明を書こうと思いましたが上の表がわかりやすいですね。上記では1φ150kVAと1φ100kVAの変圧器を使用しており、単相変圧器容量の最大と最小の差は50kVA…なのでOK、とはならず1φ0kVAと150kVAの差は150kVAなのでNG。1φ0kVAの相の存在に気付くのがポイントですね。

これに気づかず1φ150kVAをドンと置いて突っ込まれたこともありました…。慣れればなんてことない規定ですけどね。
ちなみにどうしても受変電設備のスペースの都合上、単相変圧器を2台に分けられないときは電力会社に相談すれば1φ150kVAなど規定値外の構成でもOKしてくれることもあるようですが、これはあくまでイレギュラーですね。

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